株式会社ファイブスターズ アカデミー

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ファイブスターズ アカデミーへの熱き想い

そもそも、人が大好きで人と関わる仕事をしたいと思い始めたのは大学を卒業する頃です。スペイン語という、当時日本ではなじみのない語学を専門科目とした為、スペイン語だけでは就職できないことが分かっていましたので、スペイン語と同時に英会話もネイティブについて習いました。そのためか、国籍・人種、さらに老若男女も問わずに、人と接することに何の抵抗も無い自分が、学生時代に培われたように思います。

大学卒業後は、日本の建設機械メーカーに就職しました。配属先は、海外事業本部とはいえ、まだまだ男性中心の職場であり、「女子大生亡国論」華やかかりし時代でしたので、「女だてらに四年制出てからに!」と、多くの男性社員からの扱いは大変厳しいものがありました。そこで意を決し、今でいう「転職」をして、英国系の航空会社に就職しました。

その会社で、接客の貴重な経験をしながら、途中で出会った男性と結婚することになりました。結婚後も仕事を続けるつもりでいましたが、「妊娠」というやむを得ない事情で退職を余儀なくされ、その後、普通の家庭生活に入りました。二人の子供の母親として、主婦として、妻として、忙しくも楽しい日々が懐かしく思い出されます。

しかし、今から25年前、「母親の死」という出来事を発端に仕事をする決心をしました。私は三姉妹の末娘でしたので、最後まで実家に残っていて、実の母とは仲が良かったのです。病気一つしたことのない母が、ある日「私、胃の調子が悪いのよ」と言い出したので医者に行かせたところ、「余命1ヶ月。悪性の癌」との結果でした。それに驚き、悲しむ間もなく、母は1ヶ月後に亡くなりました。

この時思ったのです。「あーぁ、人間って、1ヶ月後の自分の人生も分からないのだ」と。
そして、「今のままでは、私は死ねない・・・」。
「やすゆきちゃん(息子)のママ、桂子ちゃん(娘)のママ、足立さんの奥さん、足立家のお嫁さん」という自分はいるけれど、「足立好穂」という一人の人間として社会に存在していないことに気がつき、今、私が死んでも、「いったいその人、誰?」と言われるしかない自分の存在にもの凄いむなしさを感じ、「絶対、社会に出て自分の名前で働くぞ!」と決心したのです。

ところが、ここに思わぬ伏兵が・・・ 夫はひとりっ子で、私が「働こう!」と決心したときは、87歳の車いすの夫の祖母、67歳の舅、65歳の姑が健在で、4世代7人家族で同居していたのです。私以外、夫も含めた全員から、私が働くことに対して「あなたにはできない、やれない、大体やらせたくない!」と大合唱が起こったのです。態度は大きいけれど、気が小さい私としては、いかがしたものかと思案の結果・・・。そうです!「今の状況で私のできることは何?」と考えたのです。そして、「今、私にできることは仕事を探す下準備だ!」と、文房具屋に行って履歴書を一箱(百枚入り)買ってきました。毎日、新聞の求人広告を見ては応募するという日々が続きましたが、「志のあるところには必ず道は開ける」ことを体験しました。なんと、2、3ヶ月経った頃に、この一介の主婦に数社から面接のお声がかかったのです!

しかし、実際面接に行き、片道1時間ほどかかる会社に通勤となると、2人の小さな子供を持つ身にとっては「至難の業」でした。そこで方針を変え、自分が住んでいる町で何でもいいから仕事を探すことにしました。やはり、ここでも「志あるところに道は開ける」ことを体験しました・・・。

歩いて50歩、はっきり言ってお隣さん。そこは獣医さんで、ある日突然、「大きな犬を押さえられる方 募集!」という求人の張り紙が出たのです。犬が大好きな私は「これは私の仕事だ」とばかりに、そのまま押しかけ、アルバイトとして4年間働きました。時給680円からのスタートでした。しかし、どんなにかわいい犬でも、何をやっても「ワン」としか言わず、最後は少々物足りなくなったのも事実でした。

そこで、結婚前に多くの人と関わっていたことを思い出し、働く人のモチベーションをあげる「マインドモチベーター」になってお役に立ちたいと思いついたのです。アルバイトで貯めたお金を元に大学の夜間講座に通い、コミュニケーションの勉強を皮切りに、心理学講座、カウンセリング講座などの勉強にいそしみました。

その後、まずは専門学校で「教える」ことを学ぼうと、これまた新聞の求人広告を見て、無謀にも大手専門学校の講師に応募したところ、運良く採用されました。そこで、8年間ほど非常勤講師として「秘書検定受験指導」を担当し、ビジネスに関わる最新のスキルを習得しました。

しかし、ビジネスに関することを学生に指導する者として、やはり実際に企業と関わらなければ旬の話はできないと思い、夏休み、冬休み、春休みを利用して企業研修にも係ることにしました。そんなあるとき、研修会社の女性社長と出会ったことで、その会社で企業研修講師として二足のワラジを履くことになりました。しかし、それも日程的に厳しくなったため、研修講師一本に絞り、収入ゼロからこの道を進むことにしました。研修講師というのは、基本的には出来高制ですので、会社から言われるままに各種研修をこなす忙しい日が数年続きました。

そうする中で、私の中ではもっと多くの会社員の方々に、「本当に役に立つ研修の提供をしたい」という気持ちが強くなっていきました。そして、今から10年ほど前、当時も厳しい社会状況でしたが、意を決して独立し、会社を興すことにしたのです。

講師の独立が日常茶飯事のこの業界でも、やはり自分が独立するとなると、予想以上の困難があったのも事実です。しかし、「自分の人生、自分が主役」、「自分が自分の人生に挑戦しないで、関わる受講生の方々にモチベーションを語ることはできない!」という信念のもとに独立を決行したわけです。そこでも思わぬ困難に遭遇しましたが、こんなことでへこたれていては「夢」は実現できないと、自分を励ましながら独立準備を進めた結果、1ヶ月で会社成立にこぎつけることができました。

「やってやれないことはない!」「できないのは、できるまでやっていないだけ」「できると信じて諦めずにやる」の信念で今まで仕事をしてきました。これは、私が会社を起業することで心に刻んだ言葉です。それをなんとか企業コンセプトにできないかと考え、「ファイブスターズ アカデミー」という社名にその思いを込めました。
自分の夢を叶えるには:

S - Self-esteem 自分の良さに気付く・T - Teamwork一人より多数の力・A - Action まず、具体的に動く・R - Relationship 何事も人間関係が基本・S - Specialized 特化された個人力が大切

「今までとは違う、今まで以上」の研修・教育の提案をし、大手の研修会社ではできない「個社に合わせたオーダーメイド」の内容を、「講師力の高い」講師陣によって実施することで、必ず満足していただくと心に誓いながら、日夜仕事に励んでいます。現在では、夫でも、子供でもなく、最大の期待を自分自身にかけて、「自分が成り得る、最高の自分」をめざして、毎日ワクワクしながら仕事をしています。

最近、ふと思うのです。こんなに忙しく、寝る間もない日々であっても「イヤだ、やめたい」と思うことが全くないのはなぜだろうと。「どうしたら一番いい形で仕事ができるのか?」と、常に社員全員で考えながら、お互いに思いやりと厳しさを持ちつつ、さらに効果の高い研修の開発にいそしんでいます。これは、研修で伝えている「夢に向かって行動する時に、人間のモチベーションが一番上がる」ということを、とりもなおさず、私たちがまさに実践していることに他ならないと自負しています。

職場人生で、また、個人の人生で「夢に向かって頑張っている人たち」を、今まで以上に力強く支援していきたいと思っています。

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