株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

笑いはガンを予防する

笑いが健康にいいという論文は掃いて捨てるほどありますが、健康によくないという論文はひとつもありません。まず今回は、NK細胞の話です。これは、ナチュラル・キラー細胞といって、比較的古くからある原始的な免疫細胞です。そして、この細胞がすごいのは、ガン細胞を食いちぎってくれるのです。まず、ガン細胞のどてっ腹に穴をあけてしまいます。それだけではありません。その穴が塞がってしまわないように、穴の周りをパーフォリンというタンバク質で固めてしまうのです。なんと念入りな攻撃なことか・・・・これにより、ガン細胞の中身はどろどろと溶け出して、死んでしまうというわけです。うーん、なんとも頼もしい免疫細胞ですね。とこ…

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大昔

先日、テレビで今の若いお父さんが「抱っこネット」など育児グッズを自分のファッションに合わせて買い求めている姿が映し出されていました。つまり、男の育児もファッションとして「かっこ良さ」が求められているということでしょうか・・・・時代は変わったものです。30年ほど前、私の長男が生まれたときなどは・・・おんぶといえば紐一本でした。夫には「リュック式のしょいこ」を買い求め、夫に背負わせ、息子は夫と背中合わせにそのしょいこに乗っかってよろこんでいたものです。しかし、周りからは「子供を荷物扱いして・・・」と、陰口を叩かれたものです。究極は、夫がヨチヨチ歩きの息子を散歩につれていく時に、迷子防止用のアメリカ…

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心で泣いている

情動により流れる涙が、気持ちをすっきりさせる効果があることはわかりました。ところが、涙が出ない人もいます。リウマチ患者などは、シェーグレーン症状といって、一般に涙が出にくい人が多いのです。落語では、客が思わずもらい泣きしてしまうようなしんみりした噺を「人情噺」と言いますが、これをリウマチ患者に聞かせた研究者がいます。さぁ、どうなったでしょうか?他の患者や看護師は大泣きしているのに、シェーグレーン症状の患者は一滴の涙も流れていません。しかし、なんと抗ストレスホルモンであるコルチゾールなどは、他の人と同じように低くなったそうです。この研究の第一人者である、日本医科大の吉野槙一氏はこう言っています。…

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エモーショナル・ティア(3)

情動の涙に含まれている物質の3番目は、プロラクチンという女性ホルモンです。このホルモンは、「いとおしさ」を感じる物質です。皆さんもご経験があるかもしれませんが、昔わが子が生まれたという知らせを聞いて病院に駆けつけた私はびっくりしてしまいました。なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんの顔は、サルそっくりだったからです。ところが、もっと驚いたのは、そのサルそっくりの赤ん坊を胸に抱いた母親が、しきりに「かわいい」を連発することでした。正直言って私には、この感性が全く理解できませんでした。今から思えば、これはプロラクチンのなせる業だったのですね。母性本能をくすぐるなんていうのは、このホルモンがあるからです…

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退化

今朝のテレビの番組で「メモ帳」の話がありました。特に、炊事場でぬれた手で書いても破れないし、にじまないメモにはびっくりしました。一見したところ普通の紙と変わらないのですが、よーく見ると表面はなんとなくビニールのようにツルツルしているのです。これがなんと、石の粉で出来ているので水に強いとのことです。メモ帳はパルプの紙と相場が決まっているのに、今では用途に合わせて石粉の紙ですから・・・まったく何が起こるか訳がわかりません。そのうち、機密保持のためメモした後は食べられるようになっていて、イチゴ味、バナナ味なんて味つきもあったり・・・・小腹が空いたから、メモを一枚食べちゃおうなんてこともありでしょうね…

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朱鷺(トキ)

以前、この特別天然記念物である朱鷺が絶滅危惧種として取りざたされていた時期がありましたが、最近では人口繁殖が順調で、着実に放鳥計画が進み、天空を舞う朱鷺の姿も珍しくなくなってきました。ところが・・・です!!こともあろうに新潟県の佐渡トキ保護センターのケージの中で放鳥間近の朱鷺が9羽も小動物に襲われて死ぬという事件が起こりました。検証するにつれ、なんとケージに142箇所の穴が開いていて外界の小動物がフリーパスで行き来していたようだとのことにびっくりするやら、あきれるやら!つまり、保護センターの飼育係の方々はここまで人工繁殖するために大変な尽力をされたことは否定するまでもないのですが、やはり、ケー…

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エモーショナル・ティア(2)

前回は、「泣くとすっきりするのはなぜ?」ということについて、涙の成分にコルチゾールという抗ストレスホルモンが含まれている話をしました。でも、他にもいろいろな物質が含まれているのです。今回は、エンケファリンについてお話しましょう。エンケファリンとは、脳内麻薬のひとつです。脳内麻薬と言えば、β(ベータ)-エンドルフィンというのが有名ですよね。昔、春山茂雄氏のベストセラー本で知った方も多いと思います。まず、脳内麻薬から説明しましょう。末期ガンの痛みに耐えられない患者などに、モルヒネを投与をすることはよく知られています。モルヒネが効くのは、脳の中にモルヒネを受け入れる受容体という受け皿のようなものがあ…

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板書

最近、大学の教育学部ではこれから教師目指す若い人たちが板書の練習をしているとか・・・朝日新聞に記事が載っていました。実際、アマゾンで検索すると「板書の極意」という題名の新刊本が目に飛び込んできます。最近では、「パワーポイント」が大流行の研修業界ですが、板書にスポットが当たってきたことは嬉しいことです。なぜならば、マインドを売り物にしているファイブですので、「パワポ」を使った研修ですと、講師の想いをその場の勢いで板書で表現できませんのでモチベーションアップになりません。ですから、ファイブでは講師の「板書」に関してかなり厳しく指導し、訓練もしています。そのときの「想い」を板書の速度と字の大きさ、太…

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想い

今朝のNHKの情報番組で、使い勝手のよい「吸盤式フック」を紹介していました。通常、この手のフックはガラスやタイルなどツルツル面では大変重宝するのですが、ガザガザの壁や板ですとすぐに、ポロリと落ちてしまうのが難点でした。しかし、このたび・・・ガザガザな壁でもしっかりと密着して吸い付く「優れものフック」が登場したのです!それは吸盤の中の空気をレバーで強力に抜き取り、さらに、吸盤部分の粘着ゼリーが凹凸面に密着して強力吸着するということで、どんな面でも使えるというのがうたい文句なのです。これですと、「フックをつけたい」と思っている場所に自由に付けられるので便利ですね。ことほど左様に、「売れ筋商品」とい…

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エモーショナル・ティア(1)

前回のセロトニンのお話で、感動の涙を流すのは人間だけだとお話しました。私たちは瞬きするたびに少量の涙を流して、目を保護しています。これは、生理現象として流す涙です。一方、感動したり、悲しんで流す涙は情動に基づくものとして「エモーショナル・ティア」といいます。最近の研究で、エモーショナル・ティアの成分が、生理的な涙とは違うことがわかってきました。まず、コルチゾール等の抗ストレス・ホルモンが含まれることが分かっています。抗ストレス・ホルモンとは、ストレス刺激にさらされたときに「負けるな!」とばかりに体を元気づけようとして脳が分泌を指令するものです。ステロイドなどもこの仲間です。たしかに、短期的には…

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