株式会社ファイブスターズ アカデミー
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就活、墓活…と昨今は「…活」が流行っていますが、その中でも婚活は「結婚しない女性」、「結婚できない男性」などと言われて久しくなっています。ところが3.11の震災以降、この婚活に火がついたと、先日テレビで取り上げていました。つまり、災害に遭って一人ではさびしすぎるし、不安ということで生涯の伴侶を探し始めたとのことです。30代の女性や男性が「結婚相手」を見つけようと、婚活パーティにいそいそ出かける様子を見ると、なんだか就職の面接試験を受けに行くような、そんな不自然さが感じられ、私にはとても滑稽に見えました。私の印象とは裏腹に、本人たちは至ってまじめで本気なのです。そして、その中の38歳の女性は「4…
前回お話したホッケースティックですが、古気候学の常識とは全く反していました。まず、900年間もの長い間、地球の平均気温がほぼ一定というのは考えられません。11世紀ごろは地球は温暖で、北極海は冬でも船が行き来していました。グリーンランドには人が住み着いていました。そもそもこの島の名前の由来は、緑の草原だったからです。その後気候は寒冷化に向かい、17世紀頃にはかなり冷え込みました。江戸時代に冷夏による飢饉が頻発したのもこの頃です。古気候学では、この頃を「小氷河期」と呼んでいます。しかし、マンらのグラフでは、そのような変化は一切見られません。疑問を抱いた人間が、このデータの根拠の開示を求めましたが、…
そもそも地球温暖化問題がどこから始まったか、今回はそれを遡ってみましょう。すべては、1991年にマサチューセッツ大学の古気候学者マイク・マンらが発表したあるグラフから始まります。彼らは樹木の年輪幅から推定したとして、過去1000年間の地球の平均気温のグラフを発表しました。これによると、約900年間は、ほぼ一定の気温が続きますが1900年ころから急激に上昇し、70~80度くらいの急カーブを描きます。その形から、「ホッケースティック」として一躍有名になりました。これをIPCCが第三次報告書に採用してから、温暖化抑制キャンペーンが始まったのです。次回は、そのグラフがまったくの偽りであったことについて…
スヴェンスマークの研究が発表されてからというもの、これを支持する報告が相次いでいます。カークビーは、過去1200年の銀河宇宙線の変化と、熱帯アンデス氷河の消長との相関を発表しましたが、細部にわたるまで見事に一致しているではありませんか。さらに、これにモーベリらがまとめた、過去1200年間の地球の平均気温グラフを重ねてみると、傾向はほぼ一致しています。一方、CO2の増減グラフを重ねみても、まったく相関関係はないように見えるのです。では、なぜにかくも簡単に我々は地球温暖化=CO2犯人説を信じてしまったのでしょうか。その謎を解明する前に、そもそも地球は本当に急激に温暖化しているのでしょうか。こんなこ…
あの暑い夏がうそのように、今は秋、真っ只中。朝晩の涼しさは、すっかり肌寒さに変わり、出勤にはコートを羽織るようになりました。そんなある日、新橋駅の雑踏の中でスマホを見ながら前を歩いている男性が、立ち止まり、突然くるりと振り向きました。そのすぐ後ろを、電車に乗ろうと急いで歩いていた私は、身をかわしきれず「正面衝突!」となりました。その男性はびっくりし、申し訳なさそうに「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」を連発していました。多分、お詫びのつもりだったのだと思いますが。しかし、彼の大きな足はしっかり私の足を踏んだままで、「ホトケの足立!?」の私も、さすがに足の痛さに耐えかねて「大丈夫じゃありません!」と…
以前このブログで、「地球温暖化の真犯人は太陽活動である」と書きました。今回はこのことを少し詳しくお話ししましょう。太陽活動説といのは、温暖化をもたらしているのは、CO2などのガスではなく、そもそも天体のもたらす影響ではないかという説です。太陽黒点活動と、北半球の気温変化には相関関係があるらしいということはわかっていましたが、そのメカニズムを証明する研究はありませんでした。特に、問題になったのは、衛星による観測では、黒点活動が活発化しても太陽から地球に流れ込む熱エネルギーはほとんど変わっていないというのです。これは、長い間「ミッシングリンク」として謎のままでした。つまり、太陽黒点活動と、温暖化を…
ゴミの分別といえば、ペットボトルはその優等生ではないでしょうか。どこの家庭でも他のゴミとは別にして出していますよね。だから、当然すべてリサイクルに役立っていると思い込んでいますが、実はそうでもないようです。ペットボトルのリサイクル率は、不思議なことにまったく公表されていません。そういえば、ペットボトルをリサイクルした製品なんてほとんど見かけません。行政側としては、引き取り業者に引き渡せば責任は終わりますのでその先どんな風にリサイクルされているのかを調べる義務はないのです。どうやらペットボトルのリサイクルは相当効率が悪いらしく、回収したものの多くがそのまま中国などに輸出されているらしいのです。中…
暑い暑いと思っていた夏も、ここに来て季節は「秋」にバトンタッチされた感があります。朝もすがすがしい気持ちで寝覚め、健康のためにはじめている1時間ほどの朝のウォーキングが、とても気分爽快です。先日、市中にある神社の境内を歩いていましたら、なにやら足にぶつかりました。よく見ると、これが真っ青などんぐりの実だったのです。どんぐりといえば、小学生の時には、よく工作をした覚えがあります。そんなことを思い出しながら、通りを歩いていると・・・「栗のロールケーキあります」「かぼちゃプリン始めました」、「サツマイモチップ入荷しました」などなど、私の食欲を刺激する「秋の食べ物」のオンパレードです。「食べるべきか、…
近年、生物多様性の重要性が叫ばれて、絶滅寸前の希少生物を保護しようという運動が盛んです。これも科学の目で検証してみましょう。38億年前にバクテリアが発生してから、10数億年以上地球上にはバクテリアしかいなかったといわれています。10~7億年前くらいに多細胞生物が出現し、そこから生物の多様化が始まったようです。そして、5億4500万年前のカンブリア紀に「カンブリア大爆発」と呼ばれるほど大規模な生物の多様化がありました。現在の生物の種は、そのカンブリア紀の7~8倍くらい多いのです。もちろん地球の歴史上もっとも多い時代であることは間違いありません。この多様な生物種は熱帯に多く存在します。なぜかという…
2回にわたり、地球温暖化が農産物の収穫増につながるという話をしました。今回は人口問題を考えてみます。人口増加による食糧不足の問題は、古くから指摘されている問題です。私が「成長の限界」を読んだ40年前には、世界の人口は40億人に満たない水準でした。しかし、現在は70億人に迫るほどの勢いです。こんなに人が増えたのに、食料問題が大きな問題になっていないのはひとえに品種改良などの農業の技術革新によって、農産物の収穫量が増えたからです。しかし、いまから40年後には、世界人口は90億人に達するだろうと言われています。この増加分を、農業の技術革新だけでまかなうのは難しいでしょう。ただ食料問題を考える上で非常…
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