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5☆s 講師ブログ

間違いだらけの少子化対策(2)

②の「結婚する女性が少なくなっている」説を検証してみたら、とんでもない事実が判明しました。 内閣府の『令和4年版少子化社会白書』によれば、「生涯未婚率」(50歳になった時点で一度も結婚したことがない人の割合)は、男性が28.3%で、女性は17.8%。これは、2020年の国勢調査の時のデータですが、おおよそ男性では4人に1人、女性では5人に1人が生涯独身ということです。 1970年は男性1.7%、女性3.3%だったので、ここ50年で男性は26.6ポイント、女性は14.5ポイントも急上昇したことになります。驚くべき勢いとしか言いようがありません。 特に、男性の増加が著しいのが目につきます。一体な…

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間違いだらけの少子化対策(1)

少子化対策は「待ったなし」の状況だといいます。首相も“異次元”の対策を打ち出すと発表しました。対策の中身はこれから検討するようですが、マスメディアが喧伝するように保育所の増設だとか、子育てに関する諸手当の充実などになる可能性が高いようです。 問題はその財源をどうするかですが、マスメディアの報道によると、増税か社会保障費の負担増で対応するという説がもっぱらです。庶民の負担はますます増えることになりそうですが、果たしてこれらの子育て支援策は、本当に効果があるのでしょうか。詳しく調べてみたら、報道されている内容とは全く異なる事実が浮かび上がってきました。 マスメディアが歴史的な低水準にあると報じて…

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非日常と日常

毎日の暑さに、熱中症にならぬようにと、冷房に水分補給と気を付ける毎日がつづいています。 しかし、2か月前に患った「腰痛」が一向に良くならないため、整体の先生の勧めで朝のウォーキングを始めて1か月程たちます。 毎日、パソコンに向かう仕事の日々の私にとって、ウォーキングという非日常のメニューが入ることで、1日がなんとなく、メリハリがついて調子よかったのですが…。 このウォーキングも1か月も続けてくると、それが習慣になり、日常となりつつあります。 そうすると、やり始めていた頃の「ワクワク感」は薄れ、なんとなく新鮮が感じられず、今日は「お休み?」と、悪魔のささやきが聞こえる今日この頃です。 そこで、…

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管理職は必要か?(2)

ペンシルベニア大学ウォートンスクール教授のアダム・グラントは、『1兆ドルコーチ』の序文で本質を突いた鋭い疑問を投げかけています。 「書店には自助本のコーナーがあるのに、なぜ人助け本のコーナーがないのだろう」 確かに「自己啓発本」はズラリと並んでいるのに、部下を「指導育成する本」は驚くほど少数。 そのため、管理職が部下を指導育成する時は、どうしても自分の体験をベースに考えざるを得ません。 アダム・グラントは、人のよいところを最大限引き出して励ましたり、意欲を掻き立てたりすることは「ピープル・ファースト」だと言います。 ふと思ったのですが、管理職は普段「何ファースト」で仕事をしているのでしょ…

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管理職は必要か?(1)

創業から三年後の2001年には、グーグルはすでに数百人規模の会社に成長していました。 ところが、途中入社してきたある経営幹部が管理職の働きに不満を抱き、開発部門では管理職という職制を廃止して、組織をフラット化しようと提案します。 名付けて「脱組織化」。 この人は元々学術の世界の人だったので、大学のような緩やかな体制を好んでいたようです。 グーグル創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、この提案を受け入れて管理職制度を廃止し、プロジェクト毎にやりたいエンジニアが集まるという体制に変えてしまいます。 それでどうなったかというと、業務には何の支障も生じませんでした。 それどころか、エンジニア…

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ハーモニカ嫌い

好き嫌いは実に厄介です。 特にビジネスの場面では、人事考課に介入することさえあります。 これといった治療法のない“難病”ですが、思い込みと同じで脳内に作られた誤りの回路であることには間違いありません。 今回は、ハーモニカが大嫌いというだけで、取り返しのつかない失敗をしてしまった男の話です。 中山康樹著『ジャズメンとの約束』で紹介されているその男の名は、デイヴ・デクスター・Jr。 キャピトル・レコードで、誰もが一目置く敏腕プロデューサーでした。 彼が手がけるミュージシャンは、例外なくヒットを飛ばしました。 レス・ブラウン、スタン・ケントン、ジューン・クリスティ、ペギー・リー…

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伝説のプレゼン

ビジネスにおいて、プレゼンテーション能力は非常に重要です。 時には、その出来栄えが会社の命運を左右することさえあります。 そのため、書店の棚にはプレゼンのテクニック本がズラリと並んでいます。 ところが、1974年に行われた「伝説のプレゼン」は、それらのセオリーを全く無視した、実に破天荒なものでした。 馬場康夫の著書『ディズニーランドが日本に来た!』で紹介されているのは、ディズニーランド誘致のためのプレゼンです。 当時、ディズニーランドの誘致に関しては、三井グループの他に三菱グループも手を挙げていたそうです。 しかも、こちらはすでに表敬訪問を済ませており、三井よりも一歩リード…

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生まれ月で学力に差がつく?(2)

遺伝的に「不公平を許さない」性格を決定するのは、ドーパミン受容体D4です。 ドーパミン受容体にはD1からD5まで5種類あるのですが、D4に関してはある特定の塩基の繰り返しの回数が2回、4回、7回の3種類があります。 この時、2型と4型で性格に違いが出るというのです。 2型は従順な性格ですが、4型になると不公平を許さない傾向が強くなります。 アメリカのホンという学者が世界中の36の人種1,327人を調べたところ、従順な2型は8.6%しかいなかったのに、4型は64.3%と大半を占めていました。 日本人の場合、なんとなく従順な2型が多いような気がしますが、意外なことに日本人はほぼ全…

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生まれ月で学力に差がつく?(1)

自分が数学のできない“ド文系”の人間だと自覚しているので、少しでも物事を科学的に見る癖をつけようと日頃から意識しています。 ですので、「占い」の類いには全く興味がありません。 特に「星占い」はもってのほか。 同じ月に生まれた人間が、全員同じ運命を辿るなんてことあるはずがありません。 そもそも、星占いの根拠となっているデータは存在するのでしょうか。 あったら是非提示してもらいたいものです。 ところが、生まれ月別の様々なデータを見ていると、かなり不思議な相関関係が浮かび上がってきます。 まずは「病気」。 出典は、東京大学教授で脳科学者の池谷裕二の著書『脳はみんな病んでいる』…

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夏祭り

な、なんと、怒涛のような新人研修が終わり、 5月の連休で体を休める間もなく、研修業務の波に飲み込まれて、 早2か月程が経ちました。 今や、桜の時期から「紫陽花」の時期となり、 私が住む町では、例年のごとく紫陽花を見に多くの観光客が 訪れています。 しっかり季節が移ろっていることを痛感する今日この頃です。 そして、6月と言えば地元の神社の例大祭が目白押しで、 今年はめでたく子供神輿が町内を練り歩きました。 でも… 「子供神輿」と言えども、子供はおらず、それを取り囲む町内会の 高齢者の方が多かったようで… 少子化の波はこんなところにまで、押し寄せています。 …

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