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5☆s 講師ブログ

叱れない管理職(2)

相手の顔色を窺うことに長けた人が管理職になると、一体どういう行動をとるでしょうか。自分を前面に押し出したりはしないので、上司から煙たがられることはありませんが、反面頼りにされる場面もそれほど多くありません。最大の問題は、部下に対する態度です。部下から嫌われたくないのです。部下からも「いい人」と評価されたいのです。だから、部下を叱ることができません。トリンプ・インターナショナル・ジャパンで19期連続増収増益を達成した吉越浩一郎は、「いい人」というのは“無能な上司の代名詞”であると断言します。上司にとって大切なことは、部下から好かれることではありません。「信頼される」ことです。信頼されるためには、…

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今時の青果事情

恥ずかしながら、年初の目標で、三つのことを取り上げました。1.働き方改革として、仕事は家に持ち帰らない2.健康管理として、甘いものを控え、血糖値を下げる3.自己再認識として、ブログを週1回定期的に書くしかしながら、半年間経って振り返ると、第1、第2の項目は何とかクリアーするも、第3は殆ど手つかずであることを深く反省している次第です。そこで、年内残る期間は是非とも「ブログ」に取り組みたいとの思いで、ブログ再会となりました。★★★★★「今時の青果事情」私にとって、キュウリやナスのお漬物と白いご飯は、食欲がない夏の鉄板の食事です。この時期、新しいぬか床を作り、十分発酵が進んで味がなじんだ頃にキュウリ…

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叱れない管理職(1)

最近、部下を叱れない管理職が増えています。誤解のないように最初に断っておきますが、「叱る」ことと「怒る」ことは全く違います。「怒る」の方は感情が伴います。後先を考えずに感情の赴くままに怒鳴ったり、強い口調でたしなめたりするのが「怒る」です。一方、「叱る」という行為には、論理が必要不可欠となります。こういう行動はなぜ問題なのか、本来どうすべきだったのかなどについて、あくまで冷静に理詰めで諭さなければなりません。つまり、「叱る」ときには、「怒り」という感情を伴ってはいけないのです。私が新人の頃、掃いて捨てるほどたくさんいた“瞬間湯沸器”のような管理職は、今ではめっきり少なくなりました。しかし、それ…

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いたずら書きの効用

延々と続く結論の出ない会議。あまりの退屈さに、気がついたら資料にいたずら書きをしていたという経験はありませんか?いたずら書きは集中力が切れたときの行動と思われがちですが、それを根底から覆す研究が2010年に発表されました。プリスマ大学のアンドレーデによれば、いたずら書きは集中力の低下どころか、反対に集中力が切れないようにするプラスの効果があるというのです。実験の概要はこうです。被験者は、パーティーの主催者が吹き込んだという留守電のメッセージを聞かされます。退屈な話だということは前もって知らされていますが、実際に聞いてみると予想をはるかに超えるグダグダな内容。「ナイジェルはパーティーに来るつもり…

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延長12回ウラ(3)

松波晴人が紹介してくれた二人のチャレンジャーの箴言は以下のものです。まず初めは、アインシュタイン。「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことにチャレンジしたことがない人だ」次は、1994年のサッカー・ワールドカップでPKを外し、ファンの猛烈な批判にさらされたイタリアのロベルト・バッジョ。「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気をもった者だけだ」ビジネスにおいては、失敗する確率の方が高いのです。それでもチャレンジし続ける勇気はありますか?また、それを「よし」とする風土があなたの会社にはありますか?かつての日本企業は、チャレンジ精神に溢れていました。しかし、今はどうでしょう?アイロボット…

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延長12回ウラ(2)

狩野の空振りで、「振るなよ」という空気が球場を覆い尽くしますが、この時テレビ中継の解説を務めていた星野仙一の見解は、ちょっと違っていました。星野は、最初のストライクを振っていけるかどうかがポイントだと考えていました。そして、狩野が初球を空振りするのを見届けると「振ったからいいですよね。思い切って振りましたからチャンスはありますよ」と、球場のムードとは真逆のことを言い始めます。はたして星野の言葉どおり、狩野は豊田の2球目をバット一閃。快音を残し、糸を引くようなライナーがサードの頭上を越え、レフト線のフェアグラウンドでワンバウンドします。プロ入り初ヒットがサヨナラ打。狩野にとっては、生涯忘れられな…

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延長12回ウラ(1)

同点で迎えた延長12回のウラ、2アウトながら満塁の大チャンス。日本のプロ野球では延長は12回までと決められていますから、後攻めのチームにもう負けはありません。最悪でも引き分け。最後のバッターにヒットが出ればサヨナラ勝ちですが、たとえヒットが出なくても四球を選べば勝利です。ところが、悪いことに打順はピッチャーに回ってしまいました。この時、代打要因としてベンチに残っていた野手は、プロ入りしてから一本もヒットを打っていない控えのキャッチャーただひとり。出場回数が極端に少ないこの選手には、難易度の高いサインではなく、極めてシンプルなサインを出す必要があります。もしあなたが監督だったら、ヒット狙いで「打…

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頭のよくなる字体

2016年8月の『頭のよくなる薬』の回でリタリンという薬を紹介しましたが、これは結構な劇薬なので簡単に処方してもらえるものではありません。また、青魚に含まれる不飽和脂肪酸がいいらしいという話もしましたが、あくまで遺伝子に作用するのではないかという推論でしかなく、具体的な結果が得られたわけではありませんでした。でも今回は、「これをすれば必ず頭がよくなる」ことが、統計数字によって証明された画期的なお話です。2011年に『コグニション』に掲載されたディアマンド・ヤーマンとオッペンハイマーらの論文は、なんと「読みにくいフォントの文章を読むと暗記力がアップする」というもの。彼らは、被験者にエイリアンの特…

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乾坤一擲の挑戦

清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟で、福沢諭吉を3人も召集して手に入れた『ロイヤル・ハウスホールド』とともに、至福の時を過ごしているときでした。 突然、ある疑問が閃めいたのです。 「こんな、女子供が飲むような“ヤワな”スコッチばかり飲んでいていいのだろうか?」 たしかに、ジェームズ・ブキャナンの口当たりのよいブレンドを堪能するだけなら、1/30の価格の『ブラック&ホワイト』で十分。 今の私に必要なのは、「快適」ではなく「修行」ではないのか。 そうだ。 スコッチの神様は、私に苦難に満ちた修行の旅に出ろと言っているのだ。 そして、次に脳裏に浮…

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目立ちたくない

「失敗したくない」に加えて、最近の新入社員に見られる傾向が「目立ちたくない」です。私見ですが、これは子供の頃の「いじめ」に原因があるのではないでしょうか。昔はジャイアンのようないじめっ子がいたものですが、今のいじめは全く違います。ある日突然、仲良しグループの中で「仲間外れ」という現象が出現します。何か一つでも他のメンバーと違うところがあると、その違和感が引き金となってしまうようです。だから彼らは、自分がいじめられる立場にならないように、ひたすら集団の中に埋没しようとするのです。実は前回お話しした「失敗したくない」という心理も、裏を返せば失敗すると目立ってしまうからです。当然、逆のケースもありま…

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