株式会社ファイブスターズ アカデミー
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数学が得意で、『離婚の数学』という著書まであるワシントン大学の心理学者ジョン・ゴッドマンによれば、夫婦の会話の様子を観察するだけで、15年後に離婚しているかどうかがわかるそうです。その的中率は驚くなかれ95%。ゴッドマンは、1980年代からなんと3000組以上の夫婦の会話を録画しました。会話のテーマは夫婦ゲンカの原因となった問題で、撮影は15分間ずつ何回か行われるのですが、分析するのはそのうちのわずか1時間分。その解析手法は、SPAFF(感情分類)という実にユニークなもので、まず感情を「嫌悪」や「怒り」など20種類に分類した上で、それぞれにナンバリングします。例えば「嫌悪」=1、「軽蔑」=2、…
「優秀な管理職」とは、どんな人を言うのでしょう。先頭に立ってチームを牽引し、目覚ましい成果を出しているマネージャー。憧れますよね。でも、もしそのマネージャーが病気などで不在になってしまったら、チームは一体どうなるのでしょう。以前と同じように、高い成果を出し続けることができるでしょうか。「いや、優秀な管理職ならば自分の健康管理もしっかりやっているはずだ」という声もあるでしょう。では、そのマネージャーが別の組織に異動したらどうでしょう。そう考えると、管理職が八面六臂の大活躍をしているチームというのは、組織として見ると案外脆いと言えるかもしれませんね。経営学では、管理職が不在でも、キチンと回っている…
『かんてんぱぱ』でお馴染みの、長野県にある伊那食品工業は、寒天の国内シェア80%を誇る創業60年の老舗企業です。今どき珍しく、完全な「終身雇用・年功序列」を貫いている会社でもあります。しかも、スタッドレスタイヤ手当を支給するなど、社員の福利厚生制度が充実していることでも有名。社員数は500人に満たない企業ですが、これまで規模を大きくするチャンスは何度もありました。しかし、この会社が急激な事業拡大を選択することはありませんでした。新製品は数年に1回しか発表しません。どんなに素晴らしいアイデアがあっても、あえて封印して数年寝かせるのです。なぜ、そんなことをするのでしょうか?慌てて発表した新製品が大…
最近、高齢者による暴力事件が増えているそうです。65歳以上の老人が起こした暴力事件は、20年前は年間約300件程度でしたが、現在はなんと1万3千件を超えており単純比較すると43倍。高齢者の数も増えているので事件数が増えるのは当然ですが、高齢者10万人当たりの発生率で見ると10倍になるそうです。しかも、毎年の推移をグラフにすると、ほぼ直線的な右肩上がり。これは、一体どう解釈したらよいのでしょう。昔に比べ、老人の暴力性が高まったとでもいうのでしょうか。だとしたら、「血気盛んな老人」が増えていることになります。でも、私はちょっと違った解釈をしています。それは、老人が増えたことでその希少価値が薄れ、周…
2017年1月のブログ『ダニング=クルーガー効果』で紹介したとおり、とかく人は自分の能力を過大評価しがちなもの。会社でもそうですよね。大した能力もないのに、偉そうに振る舞っている管理職は大勢います。さらには、そんな不満を口にしているあなただって、本当は自分が思っているほど能力は高くないのですよ。要するに、自分の人事考課に納得がいかないのは、自分の能力を過大評価してしまい、客観的に正しく評価する「メタ認知」ができていないからです。「能力が劣っている人ほどなぜか自信満々」という「ダニング=クルーガー効果」は、実験によって「一般学力テスト」や「論理的思考力」の分野でも確認されています。まぁそれだけな…
昔々ある牛飼いが、エジンバラの市場に牛を卸しに行く途中の草原で、沢山の牛を休ませていました。そこは程よく草が生い茂り、牛にとっても牛飼いにとっても実にありがたい休憩場所でした。ある時、眼下にスペイ川を望む、その「緑の草の生い茂る谷間」が売りに出されていることを知り、牛飼いは迷わず買い取ることを決めます。ところが、この広大な草地には、ある「おまけ」がついていました。その「おまけ」こそ、『グレンファークラス』の蒸留所だったのです。その牛飼い、ジョン・グラントは結構な呑ん兵衛だったらしく、それ以来牛飼いよりもウィスキー造りの方が本業になってしまいます。記録上は1836年の創業となっていますが、ジョン…
青森県にある恐山菩提寺の院代、南直哉(じきさい)のもとには様々な人が悩みの相談に訪れます。ある女性が「結局、私は心安らかな毎日がほしいだけなんです」と言うので、南は「それはどういう毎日ですか?」と尋ねました。「朝7時に起きて、ゆっくりお茶を飲んで、朝食をちゃんととって・・・」「では、何時に起きているんですか?」「8時にしか起きられないんです」これは簡単に解決できるだろうと早起きを提案すると、「寝るのが遅いので睡眠時間は削れない」と反論してきます。それなら早く仕事を終わらせたらと水を向けると、「時給制なので収入が減ってしまう」と細かな計算が始まってしまいました。南によれば、これは自分が何を求めて…
誤ってカナヅチで自分の指を叩いてしまった時、なぜか人は「クソッ!」などという汚い言葉を発してしまいます。思わず口にする侮蔑語は、もしかしたらフラストレーションのはけ口になっているのかも?そんな考えが浮かんだのは、キール大学のリチャード・スティーヴンス。それを検証する実験手法を検討していた頃、ちょうど流行していたのが「アイスバケツ・チャレンジ」でした。氷水の入ったバケツを頭から被るという、あれです。スティーヴンスはこれを少しアレンジして、悪態をつきながら氷水の入ったバケツに手を浸してもらうという実験を思いつきました。時間は最長5分間。結果はと言うと、侮蔑的な言葉を何度も口にしながら氷水に手を浸し…
「百( )は一( )に如かず」という穴埋め問題が出されたら、答えは当然「百(聞)は一(見)に如かず」ですよね。この諺は中国の二十四史の一つ、「漢書」(かんじょ)という歴史書に書かれているものだそうです。百人の話を聞くよりも、自分の目で事実を確かめることの方が大事である。会社でもそうですよね。現場で何が起こっているのかを知りたければ、大勢の部下から報告を聞くよりも、自ら現場に足を運んで自分の目で確認した方が早いはず。この諺に異論のある人はいないだろうと思っていたら、「見るだけでよいのか?」という疑問を呈する人が現れました。中国では、後世の人々が様々な続きの諺を創作しているそうです。まず最初は、「…
なんでもかんでも、スマホ!なんでもかんでも、AI!世の中なんでもかんでも…と、つい言いたくなるくらい何もかもが、スマホ中心の生活になり、AI化していく様に、私の年代になるとついていくのが大変です。最近ではAIによって、生き残る仕事・消える仕事などとかまびすしくネットで取り上げられています。私がやっている「講師」はどうなのか?と、ネットで検索すると「講師」という文言はあまり見かけませんでしたが、「塾の講師」となると、難問の解き方は、過去のデータを基にしたAIのほうが的確に説明できるとのことで、なくなる可能性が高いとのことでした。しかし一方では、小学校の教員はなくならない職業にランクインしていまし…
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