株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

ブルーノート(2)

マイルスとブレイキー、そしてシルヴァーの試みは遂に54年2月に結実します。 今も語り継がれる歴史的名演、『バードランドの夜』です。 ブレイキーとシルヴァーの他は、ベースにカーリー・ラッセル、アルト・サックスには売り出し中のルー・ドナルドソン。 MCはもちろん、身長120cmちょっとの「バードランド」専属の名物司会者ピー・ウィー・マーケット。 そして、マイルスの代わりにトランペットを手に登場したのは、そのマーケットに甲高い声で「ニュー・トランペット・センセーション!」と、最大限の賛辞をもって紹介されたクリフォード・ブラウン。 この茶目っ気たっぷりの司会者は、わざとミュージシャン…

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心の豊かさ

  先日テレビを見ていましたら「極貧生活」で話題の女性タレントが 身の上話をしていました。   母親に次いで父親を亡くし、自分たち4人の子供が残されて、 大変苦しい生活をしていたとのお話でした。   一間の部屋に6、7人で生活というのは、今の時代では 想像できませんが、やはり窮屈であるにはちがいありません。   そんな、苦しい生活の中でも、彼女のお母様はいつも、 「今、わくわくする経験に、お金を使いなさい」と、 子供たちを育てていたとのこと。   なんて、ステキな言葉でしょう!   そんなに苦しい生活であるなら、目先の…

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ブルーノート(1)

「ここは私にとって神聖な場所だ。私の前で麻薬の取引は許さない」 ドイツ生まれの小柄なユダヤ人が、眦(まなじり)を決して雲突くような黒人に対峙します。 見るからに凶暴そうな麻薬の売人が、録音スタジオにまで訪ねた相手はマイルス・デイヴィス。 そして、必死の形相で売人の前に立ちはだかった男こそ、ブルーノートの創業者アルフレッド・ライオンその人です。 マイルスが麻薬に溺れ、仕事にもあぶれていた1952年のことでした。 マイルスがイースト・セントルイスの実家の一室に12日間も閉じこもり、禁断症状との壮絶な戦いに勝利するのはこの一年後。 当時、どん底にあったこの天才トランペッターに…

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フィードバック(2)

部下にとって耳の痛いことを、相手の気持ちに配慮しながら、上手に指摘するにはどうしたらいいのでしょう? 学習理論では、これを「フィードバック」と言いますが、立教大学の中原淳教授の著書『実践!フィードバック』に、そのコツが詳しく紹介されています。 それによると、フィードバックの際、まず“SBI”を伝えることが重要なのだそうです。 “SBI”と言ってもソフトバンクの子会社ではありませんよ。 まず“S”ですが、これはシチュエーションのこと。 つまり最初に、状況がどうだったかを伝えるのです。 なぜなら別の状況になれば、正解が違ってくる場合もあるからです。 次に“B”ですが、これ…

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くじ運

「くじ運と男運はなかなか当たらない」と巷ではよく聞かれる 話です。   男運はともかくとして、自慢ではありませんが、くじ運は 今までに一度も当たったことがありませんので、最悪です。   しかし、最近その「くじ」に当たったのです!   とある生命保険から「アンケートに答えて賞品を!」 のキャンペーンで、1枚のアンケート用紙が送られてきました。 こんなの当たりっこないと思いながらも、なんとはなしに記入して 投函しました。   3か月程前のそんなアンケートのことなどすっかり忘れていた 先週のこと。その生命保険会社の営業社員が「くじに当たりま…

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フィードバック(1)

その昔、私が若手社員だった頃、まるで日課のように上司から叱られていました。 いや、正確に言うと「叱られる」ではなく、「怒られる」です。 時には大声で「怒鳴られる」ことや、「ゲンコツを食らう」ことさえありました。 怒る側は、部下の気持ちに配慮することなく、ただ感情の赴くままに振る舞っていれば良かった時代の話です。 もしも、あの当時「パワハラ」なる概念が存在していたら、もう少し平和なサラリーマン人生を送れたのではないかと回想する今日この頃です。 ところが、ビジネス環境は一変しました。 最近では、新入社員に遅刻を注意したら、「課長、それってパワハラですよね」と反撃された例まである…

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猫好き男にご用心

ハリガネムシという、かなり込み入った生き残り戦略を駆使する寄生虫がいます。 もともとは水生生物なので川や沼で暮らしていますが、生まれた赤ちゃん、つまり卵から孵化した幼生は、呆気なくカゲロウやユスリカなどの昆虫に食べられてしまいます。 でも、それで一巻の終わりというわけではなく、その昆虫の腸の中でしぶとく生き続け、じっとその時を待つのです。 やがて、カゲロウやユスリカは羽化して大空に飛び立ちますが、カマキリやカマドウマなどの陸上で生息する昆虫に捕まって食べられてしまいます。 実は、ハリガネムシはこの時を待っていたのです。 ハリガネムシの最終的な宿主は、カゲロウやユスリカなどの小さな…

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部下に任せる

今回も、アメリカ海軍史上歴代No.1と賞賛されたミサイル駆逐艦ベンフォルドの艦長、マイケル・アブラショフのエピソードです。 ある時、ベンフォルドは潜水艦の追跡訓練という合同演習に参加するのですが、乗組員たちは第二次世界大戦からずっと続いている伝統的なやり方にはもう飽き飽きしていました。 というのは、その手垢にまみれた使い古されたやり方で、すでに2回も演習をこなしていたからです。 そこでマイケルは、新しいやり方にチャレンジしようと考えます。 まず、上官から訓練を主導する許可をとりつけます。 次に、武器担当のジョン・ウェイドにこうもちかけました。 「みんながあっと驚く、新しい訓練案…

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MBWA(3)

管理職自らが職場を歩き回って部下とコミュニケーションをとるという、いわゆる「MBWA(マネジメント・バイ・ウォーキング・アラウンド)」の手法を駆使して、アメリカ海軍で最低の評価だったミサイル駆逐艦ベンフォルドを、艦長就任以来1年足らずで海軍史上No.1の評価にまでに引き上げたのが、伝説の艦長マイケル・アブラショフ。 彼は、リーダーシップをとる時に最も重要なことは、「組織の隅々まで目を凝らし、同時に自分の姿も周りから見えるようにしておく」ことだと言います。 言い換えると、MBWAを通じて「上司と部下のお互いの人間観察」ができるようにしておくことです。 彼は、毎日艦内を歩き回り、乗組…

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名言集

現在、新入社員研修の準備真っただ中です。 社員全員が忙しく立ち働いています。 私としては、少しでも心を落ち着けようと、最近名経営者の名言集を 読み始めています。 偉大なる経営者と言われた人の言葉には、それなりのエネルギーが あるものですから、そのエネルギーに触れようというわけです。 特に、私が「なるほど、そうだ!」と感じたのは、現在のトヨタの 前身である豊田自動織機の創始者である豊田佐吉翁の言葉です。 「自分のやったことは、人間がまだやれる100分の1に過ぎない」 本当に、そうだと思いました。 自分では、つい「あれもやった、これもやった!やるべきこと…

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