株式会社ファイブスターズ アカデミー
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以前、野菜がお菓子にどんどん進出してきたお話はしましたが、いよいよ“日本が本場”の寿司にもその傾向が顕著になってきました。実は、先日友人と話をしていたときのことです。もちろん、仕事からダイエットから…と四方山話なのですがそのとき友人が「今度おいしいお寿司屋さんを見つけたから行きましょう!結構、びっくりよ!」と言うのです。お寿司屋さんでびっくりと言うのは値段が安いか高いかネタがおいしいか、大きいかなどと相場は決まっていますが…そのお寿司屋さんはなんと、野菜のお寿司屋さんなのです。「シメジ。季節の果物。大根などなど…」人の健康志向がどんどん広がって、お寿司もついに野菜の攻勢に負けたと言うことでしょ…
先週一週間は研修で東京をはなれていました。家から片道5時間かけた所での研修でしたので、始めはどうなることかと心配して家を後にしたのですが、目的地に到着して駅に降り立ったときびっくりしました。「空気が透明で『凛』」としているのです。私自身、山と海に囲まれている町に住んでいますので、きれいな空気を日ごろから吸っていると自負していたのですが、そんなの比較にならないくらい透き通ったおいしい空気をはじめて感じました。温泉に浸かりながらおいしい自然食をいただきながら、3日間滞在しましたが自然からのプレゼントである「このおいしい空気」が一番のご馳走でした。でも、今から思うと私たち人間は、便利さと引き換えにこ…
小泉内閣の「痛みを伴う構造改革」の実態が明らかになるにつれ、改革の影の部分について言及する政治家が増えました。格差是正のために地方、とくに農業への支援を積極的にすべきと主張する政治家もいます。そもそも「ばら撒き」以外の何者でもないこの政策が、それなりに説得性を持つのは日本の食料自給率があまりに低いからです。現在の日本は、食卓に上がる食品のかなりの部分を輸入に頼っています。つまり食料自給率はかなり低いのです。ですので、もし戦争や不測の事態がおこった時には、すぐに深刻な食料不足に陥ります。だから、万一の事態に備えて食料生産の担い手である農業を保護しようというのが、この論の趣旨です。一見リスクマネジ…
先日の週末に、久しぶりに友人と会って東京で食事をしました。最近はこじゃれた食事処がたくさんありますので、気軽に食事をしながらおしゃべりも楽しむことはさほど苦労せず、場所をすぐに見つけることはできます。そういったときは、お食事はともかくおしゃべりに向く場所探しとなりますが、その両方がOKの場所を見つけました。一人でも、二人でも少人数で入れるとても雰囲気のよいお店でお食事もこれまた、とてもおいしくいただきました。ところが、この和食レストラン、な、なんとJR九州が運営していると聞いてまた、びっくりです。なんでもありの多様化の時代と言え、九州の鉄道会社が「なして?」と思わざるを得ません。しかし、考えて…
先日テレビを見ていますと、あのボーズ(BOSE)のスピーカーを製作者であるボーズ博士のことをやっていました。音響世界ではつとに有名なボーズのスピーカーですが、このスピーカーの発想の原点は:Being betterbeingdifferent.だそうです。博士が今までと違う音響効果を出すために今まではほとんどの音を前方から出していたのを、後方から8割の音を出すようにしたとのこと。一般常識では考えられないことを、取り入れたことで現在のボーズのスピーカーの名声が確立できたとも。博士の言葉から今までの常識をちょっとした発想の転換によって捉えなおすことで、さらに発展させることができるのだと学ばされました…
小泉内閣も浜口内閣も、痛みを伴う改革により深刻なデフレに陥ったり、あるいはデフレをさらに悪化させてしまいました。ところが、当時の日本と現在の日本とでは、決定的に異なるところが2つほどあります。ひとつは経常黒字です。優秀な日本製品が世界中で認められているのです。私たちはもっと自信を持ってもいいのではないでしょうか。そしてもうひとつ。それは家計部門の貯蓄額です。当時は、どこの家庭もほとんど貯蓄などできない状態でしたが、日本の貯蓄額は今や1400兆円という天文学的な数字に達しています。問題は、それが一向に消費に向かおうとせず、塩漬けになっていることなのです。まるで、消費を切り詰めて一生懸命貯蓄するこ…
研修講師としてお恥ずかしい限りなのですが、現在「声」がでません。「声」がでないのは何年ぶりかですので、今更ながら「声」が自己表現のツールであることを思い知らされています。何かを力込めて伝えようとしても、自分が思ったような高さと強さの声がでないということは、多分、聞いてくださっている方々は、あたかも、調子が外れた「トランペット」の音を聞いている感じではないかと・・・・こう想像すると恐ろしい気がします。「声」を失ってはじめて分かる「声の大切さ」です。とくに風邪を引いていると言うことでなく、声はいつでも出るものと慢心してのどのケアをしなかったためと反省仕切りです。でも、マインドモチベーターとして「声…
私の住む町では量販ドラッグ店が駅近くに一つあります。特にお薬を必要とするときは、こちらに来たついでに生活用品やら化粧品やらを購入するのですが、「それにしても商品がありすぎ!」と言う感を強くするのが常です。目指したものは必ず手に入れられる反面、探すのが・・・店員さんに聞けばことは簡単なのですが、肝心の店員さんの数が少なくて聞くのもままなりません。勢い、まずは自分で探すということになります。そして広い売り場を何回もうろうろすることになるわけです。先日などは・・・商品名を忘れて「あの・・・・、色の付かない赤チンなんですけど・・・」と若いバイトの店員さんに聞いたところ:店員「赤チン?」私 「ええ、赤チ…
巷では「自分らしさ」とか「自分流」などとよく言われています。そうです。「自分」というこだわり、アイデンティティを見失ってはいけないということです。しかし、多様化の時代、自分らしさを失わずに、でも、周りとも合わせていくという柔軟性も求められますから、自分と周りとのバランスもとって行かねばなりません。私としては周りに合わせながらも、常に「自分としてはどうしたいのか?」「どうするべきなのか?」を考えながら、でもその場にあった選択をするように心がけています。うまくいくときもあれば、行かないときもありますが・・・でも、「がんこ」になることなく適度に「自分らしさ」を保つバランスが大切ということですが、大切…
浜口内閣の悲劇的な結末を述べる前に、この経済政策により何が起こったかを見てみましょう。まず失業者が急増しました。大卒の就職率はなんと40%台でした。また、深刻なデフレにより農産物の価格は1/3にまで落ち込み、農村部では身売りまで行われたといいます。全国各地で労働争議や小作争議が勃発し、右翼ファシストによるテロが続発しました。そして1930年、浜口首相はテロリストに狙撃され致命傷を負い、大蔵大臣の井上準之助もまた暗殺されました。これが「痛み」の内容です。前回お話ししたように、小泉内閣の誕生により治安が劇的に悪化するという私の予想は大きくはずれたのです。ではなぜ小泉内閣のときにはテロが起きなかった…
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