株式会社ファイブスターズ アカデミー
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ペンシルベニア大学ウォートンスクール教授のアダム・グラントは、『1兆ドルコーチ』の序文で本質を突いた鋭い疑問を投げかけています。 「書店には自助本のコーナーがあるのに、なぜ人助け本のコーナーがないのだろう」 確かに「自己啓発本」はズラリと並んでいるのに、部下を「指導育成する本」は驚くほど少数。 そのため、管理職が部下を指導育成する時は、どうしても自分の体験をベースに考えざるを得ません。 アダム・グラントは、人のよいところを最大限引き出して励ましたり、意欲を掻き立てたりすることは「ピープル・ファースト」だと言います。 ふと思ったのですが、管理職は普段「何ファースト」で仕事をしているのでしょ…
創業から三年後の2001年には、グーグルはすでに数百人規模の会社に成長していました。 ところが、途中入社してきたある経営幹部が管理職の働きに不満を抱き、開発部門では管理職という職制を廃止して、組織をフラット化しようと提案します。 名付けて「脱組織化」。 この人は元々学術の世界の人だったので、大学のような緩やかな体制を好んでいたようです。 グーグル創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、この提案を受け入れて管理職制度を廃止し、プロジェクト毎にやりたいエンジニアが集まるという体制に変えてしまいます。 それでどうなったかというと、業務には何の支障も生じませんでした。 それどころか、エンジニア…
好き嫌いは実に厄介です。 特にビジネスの場面では、人事考課に介入することさえあります。 これといった治療法のない“難病”ですが、思い込みと同じで脳内に作られた誤りの回路であることには間違いありません。 今回は、ハーモニカが大嫌いというだけで、取り返しのつかない失敗をしてしまった男の話です。 中山康樹著『ジャズメンとの約束』で紹介されているその男の名は、デイヴ・デクスター・Jr。 キャピトル・レコードで、誰もが一目置く敏腕プロデューサーでした。 彼が手がけるミュージシャンは、例外なくヒットを飛ばしました。 レス・ブラウン、スタン・ケントン、ジューン・クリスティ、ペギー・リー…
ビジネスにおいて、プレゼンテーション能力は非常に重要です。 時には、その出来栄えが会社の命運を左右することさえあります。 そのため、書店の棚にはプレゼンのテクニック本がズラリと並んでいます。 ところが、1974年に行われた「伝説のプレゼン」は、それらのセオリーを全く無視した、実に破天荒なものでした。 馬場康夫の著書『ディズニーランドが日本に来た!』で紹介されているのは、ディズニーランド誘致のためのプレゼンです。 当時、ディズニーランドの誘致に関しては、三井グループの他に三菱グループも手を挙げていたそうです。 しかも、こちらはすでに表敬訪問を済ませており、三井よりも一歩リード…
遺伝的に「不公平を許さない」性格を決定するのは、ドーパミン受容体D4です。 ドーパミン受容体にはD1からD5まで5種類あるのですが、D4に関してはある特定の塩基の繰り返しの回数が2回、4回、7回の3種類があります。 この時、2型と4型で性格に違いが出るというのです。 2型は従順な性格ですが、4型になると不公平を許さない傾向が強くなります。 アメリカのホンという学者が世界中の36の人種1,327人を調べたところ、従順な2型は8.6%しかいなかったのに、4型は64.3%と大半を占めていました。 日本人の場合、なんとなく従順な2型が多いような気がしますが、意外なことに日本人はほぼ全…
自分が数学のできない“ド文系”の人間だと自覚しているので、少しでも物事を科学的に見る癖をつけようと日頃から意識しています。 ですので、「占い」の類いには全く興味がありません。 特に「星占い」はもってのほか。 同じ月に生まれた人間が、全員同じ運命を辿るなんてことあるはずがありません。 そもそも、星占いの根拠となっているデータは存在するのでしょうか。 あったら是非提示してもらいたいものです。 ところが、生まれ月別の様々なデータを見ていると、かなり不思議な相関関係が浮かび上がってきます。 まずは「病気」。 出典は、東京大学教授で脳科学者の池谷裕二の著書『脳はみんな病んでいる』…
バクスターがライターを取りに行こうとしたまさにその時に、ウソ発見器の針が大きく振れたのです。 まだ、ライターを手にもしていないのに。 それはまるで、ドラセナが彼の意図を察知して「やめて!」と悲鳴を上げているようだったと、後にバクスターは回想しています。 これをきっかけにバクスターは、植物は人間の心を理解するのではないかという研究に没頭していきます。 とはいっても、この事実が科学的に証明されたわけではありません。 というのは、「追試」といって、同じ条件であれば誰がやっても同じ結果にならないと、科学的に証明されたことにならないのですが、翌朝事務所に出勤してきたスタッフがやっても針…
皆さんも聞いたことがあるかもしれません。 植物に水をあげる時に「早く大きくなれよ」とか、「きれいな花を咲かせてね」などと話しかけると、本当にその通りになるというお話しです。 この説のルーツは、1966年2月のある寒い夜にあります。 ニューヨークに、クリーブ・バクスターというウソ発見器の技師がいました。 第二次世界大戦中はCIAに在籍しており、何でも「バクスター領域」という業界用語まであるといいますから、その道の専門家であることには間違いありません。 その日も、ニューヨーク・タイムズスクエアにあるバクスターのオフィスには、夜遅くまで灯りがついていました。 翌日、警察学校で行う…
最近、脳科学が失恋の際の対処法を解明してしまいました。 中脳に位置するドーパミン産生細胞は、報酬が手に入らないことに気づくとその活動を減少させます。 つまり、恋人はもう戻ってこないという現実を受け入れることができれば、中毒状態から脱することができるのです。 まさに「諦めが肝心」。 フィッシャーは、失恋の痛手から立ち直る有効な方法を教えてくれています。 まず、中毒の対象の「痕跡」を消し去ること。 つまり、恋人からもらったカードや手紙は捨てた方がいいということです。 当然、電話番号やメールアドレス、画像は消してしまいましょう。 他には、体を動かしたりして常に忙しい状態に…
恋愛をしている時、脳の中では一体どんなことが起こっているのでしょう? 認知神経科学者・阿部修士の著書『意思決定の心理学』の中に、「恋愛脳」に関する面白い研究がいくつか紹介されています。 最初は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの神経科学者のアンドレアス・バーテルズとセマール・ゼキが2000年に行った実験。 21歳~37歳までの恋愛中の17名(うち女性は11名)に、脳をfMRIで撮像しながら2枚の写真を見せます。 1枚は恋人、もう1枚は恋人と年齢・性別が同じで、付き合っている期間も同じくらいの友人の写真です。 恋人の方を見て活性化した部位は、「尾状核」と「被殻」でした。 …
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