株式会社ファイブスターズ アカデミー

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村上 徹

今日も問題発生!

今日もまた問題発生!あなたの職場では、毎日のように突発的な問題が起きていませんか。原因は部下のミスだったり、クライアントのわがままだったりと様々ですが、「火消し」に忙殺されるのは決まって管理職。「そもそも、イレギュラーな事態に対応するために管理職が存在している」と、原則論を振りかざされるとグーの音も出ないのですが、今の管理職はプレイング・マネージャーとして定例的な仕事も抱えています。さらには、働き方改革の影響で、一般社員がやり残した仕事も管理職に回ってきます。それらをひとまず脇に置いておき、全力で緊急案件の解決に当たった結果、なんとか出口が見通せる目処がついた頃にはすでに終業時間。さぁ、これか…

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上司アプリ

今回は、AIの普及によって将来の働き方がどのように変わるかについてお話しましょう。参考にしたのは、2017年12月のブログ『企業寿命30年説』で引用した、鈴木貴博の著書『仕事消滅』です。一般にAIが進化すると、ロボットにとって代わられるのは単純労働だと思われがちですが、鈴木によればこれは間違いだそうです。例えば、コンビニで様々な形状の商品をダンボールから取り出して棚に陳列するという作業などは、指先がかなり進化したロボットでなければできないそうです。同様に、ハンバーガーショップの店員がバンズの上にレタスやらハンバーグやら、さらにはピクルスといった硬さの違う素材を落ちないように乗せる技術というのも…

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仕事への熱意がない?

日本の会社員は、他の国と比べて仕事への熱意が異常に低い!働く人々の「仕事への熱意(エンゲージメント)」に関する調査は欧米で盛んに行われていますが、日本人の仕事に対する熱意は、ほぼすべての調査で最下位クラスだそうです。こんなに毎日一生懸命働いているのに、とてもじゃないけど納得できませんよね。アメリカのギャラップ社の調査では、「仕事に主体的に取り組む人」は全体のたった6%しかいなくて、世界139カ国中なんと132位。この時注意しなければならないのは、ここで言う「熱意」の定義は、「真面目」ということではなく「主体性」ということです。2017年にIBM社が発表した同種の調査でも、日本は43カ国中42位…

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ハトの方が賢い?(2)

「モンティホール・ディレンマ」におけるヒトチームとハトチームの対抗戦は、スイッチが正解であるにも関わらず、初日はどちらもステイ70%、スイッチ30%という、実に低レベルでの引き分けに終わりました。このことから、ヒトとハトのどちらも、数学的に賢い頭脳は持ち合わせていないことがわかります。ところが、30日後の最終日に100回の試行を重ねた結果は、人類を驚愕させるに十分なものでした。ヒトチームはステイがほぼ70%、ステイ30%。これは、初日の結果と同じではありませんか。ということは、ヒトは30日間もの間、何一つ学習しなかったことになります。対するハトチームは、なんと100%に近い確率でスイッチを選択…

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ハトの方が賢い?(1)

人間よりハトの方が賢いかも?衝撃の実験のツールとして使われたのは、2013年9月のブログ『3つのドア』で紹介した、有名な行動経済学課題「モンティホール・ディレンマ」。その頃から読んでくださっている方がいても覚えていないと思うので、もう一度内容を説明しましょう。あなたもぜひ、「打倒!ハト」を目指してチャレンジしてみて下さい。あなたはテレビのクイズ番組に勝ち残り、最終問題にたどり着きました。今、あなたの前にはA、B、Cの3つのドアがあり、そのどこかに賞品が隠されています。あなたは迷ったあげくAのドアを選びました。すると何を思ったか、賞品のありかを知っている司会者が、勢いよくCのドアを開けてしまった…

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組織ファースト

とにかくどこのチャンネルを見ても、サングラスをかけた、いかつい老人のアップが映し出されるのです。もはや日本中のメディアを乗っ取った感のある、日本ボクシング連盟会長の山根明。これほど視聴率を取れるキラー・コンテンツは、森友学園の籠池理事長以来でしょう。一度口を開けば、どんな爆弾発言が飛び出すやらとみんな興味津々で、画面に釘付けになるのも無理はありません。ただ、発言内容が放送事故スレスレとあっては、テレビ局にとって生中継は諸刃の剣。スタッフの緊張感が、画面を通じてこちらにも伝わってくるようです。各局のコメンテーターのトーンは軒並み、スポーツ団体のトップとして言語道断というものですが、私はそんな人物…

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叱れない管理職(2)

相手の顔色を窺うことに長けた人が管理職になると、一体どういう行動をとるでしょうか。自分を前面に押し出したりはしないので、上司から煙たがられることはありませんが、反面頼りにされる場面もそれほど多くありません。最大の問題は、部下に対する態度です。部下から嫌われたくないのです。部下からも「いい人」と評価されたいのです。だから、部下を叱ることができません。トリンプ・インターナショナル・ジャパンで19期連続増収増益を達成した吉越浩一郎は、「いい人」というのは“無能な上司の代名詞”であると断言します。上司にとって大切なことは、部下から好かれることではありません。「信頼される」ことです。信頼されるためには、…

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叱れない管理職(1)

最近、部下を叱れない管理職が増えています。誤解のないように最初に断っておきますが、「叱る」ことと「怒る」ことは全く違います。「怒る」の方は感情が伴います。後先を考えずに感情の赴くままに怒鳴ったり、強い口調でたしなめたりするのが「怒る」です。一方、「叱る」という行為には、論理が必要不可欠となります。こういう行動はなぜ問題なのか、本来どうすべきだったのかなどについて、あくまで冷静に理詰めで諭さなければなりません。つまり、「叱る」ときには、「怒り」という感情を伴ってはいけないのです。私が新人の頃、掃いて捨てるほどたくさんいた“瞬間湯沸器”のような管理職は、今ではめっきり少なくなりました。しかし、それ…

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いたずら書きの効用

延々と続く結論の出ない会議。あまりの退屈さに、気がついたら資料にいたずら書きをしていたという経験はありませんか?いたずら書きは集中力が切れたときの行動と思われがちですが、それを根底から覆す研究が2010年に発表されました。プリスマ大学のアンドレーデによれば、いたずら書きは集中力の低下どころか、反対に集中力が切れないようにするプラスの効果があるというのです。実験の概要はこうです。被験者は、パーティーの主催者が吹き込んだという留守電のメッセージを聞かされます。退屈な話だということは前もって知らされていますが、実際に聞いてみると予想をはるかに超えるグダグダな内容。「ナイジェルはパーティーに来るつもり…

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延長12回ウラ(3)

松波晴人が紹介してくれた二人のチャレンジャーの箴言は以下のものです。まず初めは、アインシュタイン。「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことにチャレンジしたことがない人だ」次は、1994年のサッカー・ワールドカップでPKを外し、ファンの猛烈な批判にさらされたイタリアのロベルト・バッジョ。「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気をもった者だけだ」ビジネスにおいては、失敗する確率の方が高いのです。それでもチャレンジし続ける勇気はありますか?また、それを「よし」とする風土があなたの会社にはありますか?かつての日本企業は、チャレンジ精神に溢れていました。しかし、今はどうでしょう?アイロボット…

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