株式会社ファイブスターズ アカデミー

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村上 徹

売り上げアップの秘密

スーパーのラーメン売り場に行くと、必ずメンマやチャーシューが一緒に陳列してあります。これは、「関連陳列」といって、売り上げアップの手法としてはかなりポピュラーなものです。昔、アメリカのある小売店で、毎週金曜日になると、なぜか紙オムツと缶ビールがよく売れたそうです。そこで、店主がそのふたつを並べて陳列したところ、さらに売り上げが伸びたといいます。どうやら、週給をもらって懐が暖かくなった夫が、妻に頼まれて紙オムツを買いに来たついでに、週末ということでリラックスした気分から缶ビールにも手が伸びていたようです。現在ではデータマイニングといって、コンピューターを駆使して、どの商品とどの商品が関連性がある…

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「衝動買い」の心理学

人がモノを購入するときに、「自分で自ら買うことを決めている」と思ってはいませんか?あるコンビニの棚の高さは、135cmに統一されているといいます。これは、日本の平均的な女性の、目の高さの位置にあわせた数字であります。 ここから下へ30~40cmのあたりがゴールデンゾーンといって、もっとも商品の売れる範囲であることは、どこかでお聞きになったことはあると思います。また、コンピニで、売れ筋商品である「おにぎり」の新商品をどこに置くかも重大な問題です。人間がモノを見るとき、無意識のうちに左から右へと視線を流していく傾向があります。ですから、おにぎり売り場の目の高さのど真ん中に、最高の売れ筋商品を置き、…

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ご挨拶

人がモノを購入しようと決断するとき、そこには何か科学的な法則があるのではないか?これが、私が"営業"を科学の目で分析し始めたきっかけです。以前、あるマーケティング会社の社長が「さまざまな業界のトップセールスマンに面接したところ、ある能力だけが共通してズバ抜けていた」と言っていました。その答えは意外にも『推理能力』でした。営業の現場でも、職場のコミュニケーションの現場でも、高いパフォーマンスを上げている人は、例外なく顧客や部下をよく観察しています。このマインド・リーディングこそが"説得"の第一歩と考え、コミュニケーションを科学的に理解し、体得する研修を行っています。<足立好穂からひと言>村上講師…

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チンパンジー・マネージャー

2015年10月に『チンパンジー・マネージャー』というブログを書きましたが、今回はその姉妹編です。チンパンジーはヒトに最も近い動物と言われ、「文化」、「道具利用」、「言語(シンボル操作)」、「政治」、さらには心理学の「心の理論」(2013年10月ブログで解説)などの分野で、他のどんな動物よりもヒトに近い能力を示します。しかし、残念ながらそれらの能力はいずれも萌芽的段階に留まっていて、決してヒトのレベルに達する事はありません。なぜなのでしょう?チンパンジーが乗り越えることのできない壁とは、一体何なのでしょう?それが分かれば、チンパンジーとヒトの違いもわかるはずです。動物行動学者の長谷川寿一は、と…

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