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足立 好穂

人生

歌舞伎俳優の松本幸四郎さんはなんと、はまり役「勧進帳」の弁慶を1000回に迫る上演回数です。と、先日の朝日新聞に書いてありました。どのようなことでも1000回という数字には重みがあります。嫌いなことなら1000回も続かないと思いますので、やはり、歌舞伎が、根っからお好きなのでしょう。その幸四郎さんが「人生。苦しいこと、悲しいこと沢山あります。それが生きるということです。どんな目にあったかではなく、その時々にどんな決断をしたかが人生を決める。」という話を紙上でされていました。まさに、私もそう感じていましたのでこの言葉にすごく共感いたしました。私はいつも自分を戒めている言葉があります。それは「今あ…

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もう一つの成人式

本当の成人式はお振袖を着た若い娘さんやスーツ姿の男性を捉えて、あちこちのTVチャンネルでやっていました。しかし「もう一つの成人式」ということで、60才になった人を対象に「言いたいことを募集」してそれをみんなの前で発表するという催し物がありました。60歳になったら、定年後は「家でじっとして何もしないで動かない人が多い」ということで、これからの少子社会では中高年の人の持てる能力を生かして社会参加を促進する意味で開かれているということでした。平均寿命が男女ともあわせると80歳くらいですから・・・高齢社会からすると「60歳」はまだまだ、鼻たれ小僧ということでしょう。我が家の103歳の祖母から見ると、鼻…

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ソプラニスタ

今日の朝のNHKモーニングインタビューでソプラニスタの岡本知高さんを取り上げていました。男性でありながら女性音域のソプラノで歌えるのは世界でも3人くらいしかいない、そのうちの一人ということでした。彼は高校三年まで器楽部でサキソフォンを担当していたのですが、急に鞍替えして声楽の道に進むことにしたとのことです。たまたま私がテレビのチャンネルを変えている時にこの岡本さんの声と表情につかまってこの番組で手を止めたのです。とっても嬉しそうに、楽しそうに、ワクワクしながら「歌の話」をしている彼の表情に人を包み込むような、そんなおおらかな様子につい魅き付けられてしまったわけです。「自分の体から出る声に色々な…

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イタリア珍道中②

イタリアに入って何日目かに(すでに記憶が飛んでます!)フィレンツェに移動しました。そこでは当初計画にはなかった世界遺産のピサの斜塔を見に行くことにしたのですが…またしてもやっかいな「田舎の電車」にゴトゴトゆられること一時間、、目指す小さな駅に着きました。斜塔行きのバスを見つけて乗り込むことこれまた30分ほど、やっと目的地についたのですが、ここでもまた「不思議発見」がありました。というのはイタリアのバスは乗り込むと運転席で切符を買い、さらにバスの奥のほうに設置してある機械に切符を差し込み、検印するのです。ですから、込み合ってこの機械まで行けないときは、バスの乗客みんなでその人の切符をリレーしてあ…

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イタリア珍道中①

昨年のメーンイベントといえば、何と言ってもイタリア旅行です。長年働きづめでしたので今度こそは!と意を決し、心友のO講師と二人でローマ、フィレンツェ、ミラノの弥次・喜多道中となりました。二人とも前日まで仕事でしたので何の下準備もなく、徹夜の荷造りで朝早く成田集合という強行軍だっため、行きの機中泊は何の苦労もなく爆睡となりました。今回はツアーに所属せず、まったく二人だけの旅行でしたので頼るは「地図が読める女」と自称するO講師の方向感覚(実は彼女の方向感覚は疑わしいと後に判明したのですが)と数十年前に培った私の「なんちゃってスペイン語」、そして二人合わせて一人前の「めちゃくちゃ英語」というまったくも…

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白熊

冬のこの時期になりますとテレビや新聞に白熊の宣伝が多くなります。見ているだけだとなんともかわいらしい、ぬいぐるみのような感じですが・・・ところがこの白熊さん。ドイツの動物園では大変なことが起こっているのです。出産した母親熊が動物園と言う人工的な環境からくるストレスから、育児放棄という異常行動を取っているのです。クルートという名前の赤ちゃん白熊は母親が面倒を見ないため、やむなく動物園の係員が育てたということです。それに引き続き、他の動物園でも誕生直後の赤ちゃんを母親が口でくわえて放り投げるという異常行動をとっているとのこと。これはさすがに赤ちゃんの身に危険がせまっているということで、こちらも人工…

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法医昆虫学者

多様化の時代では、横文字の新しい職業が氾濫しています。一体何をする人なの?と思うような職業があったりして、理解に苦しむことも多々あります。法医学者というのは主に犯罪に関わった場面でよく聞く言葉ですのであまり抵抗はありませんが、先日「法医昆虫学者」という職業を目にしました。一体法医学と昆虫がどう関係するのだろうか?すごく不思議でした。それが、今回、期せずして解明されたのです。ディスカバリーと言うアメリカのテレビ番組でやっていたのですがつまりは死体遺棄事件などで、死体が放置されると色々な虫が死体に取り付きます。ウジ虫をはじめとする沢山の虫の発育状況を分析することで、いつ殺されたのか?など殺害時期が…

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数字の概念

人間はいつから数字の概念を持ち始めるのか?という実験をテレビでやっていました。それによると生後6ヶ月で人間はすでに数の概念を持っているということが分かりました。つまり…①ミッキーマウスが一匹家に入りました。さらにもう一匹家に入りました。 家の中をのぞくとミッキーが二匹です。②これを何回も見せると、赤ちゃんは1+1=2であることを 認識します。③何回となくこの実験をしていると当たり前の情報に興味を失って きょろきょろと気が散っている様子が伺えます。④今度はミッキーマウスが家に一匹入りました。さらにもう一匹家に入りました。 家をのぞくと今度はミッキーは一匹しかいない!のです。⑤すると、それを見た赤…

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ゲーテ

最近「自分の心を見つける-ゲーテの言葉」という文庫本を買って読んでいます。学生のころに「若きウェルテルの悩み」を読んで以来のゲーテとのご対面ですので、少し楽しみにして読み始めました。まぁー!ゲーテと言う人!こんなに多趣味で各方面に造詣が深いとは知りませんでした。ということで「人間、ゲーテ」を知る意味でも大変興味深い本です。ゲーテが恋愛に仕事に悩み、翻弄されるなかで醸成された言葉は大変心を打つものとなっています。とくに、「現実の一歩は、夢の中の百歩よりも確かだ」という言葉に研修講師としては魅きつけられました。今まで以上の自分を自分で変えていくことで、更なる自分の人生がそこにあると思っています。そ…

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ものさし

昨年、浦和レッズがサッカークラブチームの大会でACミランと善戦しましたが惜しくも敗れたのは記憶に新しいところです。この対ACミラン戦で世界一流の選手と戦ってみた感想を、レッズの鈴木啓太選手がインタビューに答えていました。ACミランの選手は:一瞬に自分の力を最大限出すことができる。そして、常に冷静に全体を見ている。この二つのことを特にカカ選手に強く感じたとのことでした。さらに続けて、一流選手と試合をして負けはしたけれど「自分のものさし」がすごく広がってサッカーに対する視点が変わったとも答えていました。めったにないこの機会からしっかりと何かを掴み取った鈴木選手の顔つきがとても精悍に見えました。自分…

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