株式会社ファイブスターズ アカデミー
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インフレになった場合、土地の値段も連動して上がりますが諸外国の例を見ると、やはり株価が最も連動して上がるようです。ということは、株価に連動するような金融商品で運用するとインフレ・リスクは回避できます。具体的には、日経平均やトピックスに連動するタイプの投資信託がこれに当たります。でも、いくらインフレが怖いからと言って、全ての預貯金を解約してこの投信につぎ込む人はいないでしょう。そんなことをしたら、今度は株式市場の値下がりリスクをすべて背負うことになります。資産運用の際にとても大切なことは、いくつかの資産に分散してバランスよく運用することです。でも、預貯金と株価連動型投信の組み合わせでいいのでしょ…
株や債券などの資産運用の話をすると、「値下がりする危険性のある資産はイヤなので預貯金しかやりません」という人がいます。この考え方は正しいのでしょうか?預貯金は、絶対に元本割れしないのでしょうか?今、銀行の預金金利が1%だったとしましょう。あなたが正月に100万円を預けたら、年末には101万円になっています。たしかに元本割れはしていません。ところが、この年のインフレ率が3%だったらどうでしょう。正月に100万円で売っていた品物は、年末には103万円になっています。あなたが銀行からおろしてきた101万円では、その品物は買えないということになります。ということは、”実質的”には元本が目減り(元本割れ…
おいしい話に騙されないための3か条の今日は最終回です。ここまでくるとつい自分のお財布をぎゅっと握り締めてしまいますが・・・どんな話になるのでしょうか?第3カ条 『絶対に見つからないなら、万引きしますか?』よく「この情報はまだ公表されていなくて、関係者しか知らない」などと言って、怪しげな情報をもとに投資を持ちかける人がいます。第1カ条で「タダ飯はない」と言いましたが、なかには本当に未公表の儲け話もあるでしょう。でも、もし本当にそうだとすると、それは明らかにインサイダー情報であり、それに乗ったあなたはいずれ逮捕される運命にあります。分かりやすく言うと、もし 「万引きしても絶対に見つからない店がある…
前回からシリーズでお伝えしていますおいしい話に騙されないための3か条の第二回です。今日は自分が儲かっているということは陰で、誰かが損をしているのだということについてお話しましょう。第2カ条:「誰かが損をしている!」金融マーケットというのは、一般的には、ある商品なり資産が「今後値上がりする」と思う人と、「今後値下がりする」と相反する思いの人がいるので成立するのです。ということは、儲けた人がいるということは、その裏側で損した人がいるということです。「実際に儲けた人がいるから・・・」の言葉に惑わされず必ず疑ってみることです。しかし、例えばバブル期の株式市場のように、マーケット参加者全員が儲けたときも…
最近、怪しげな金融商品の勧誘で、退職金などを騙し取られるケースが増えています。以前から疑問に思っていたのですが、日本の義務教育は様々な教科を教えているのに、なぜか金融の知識は教えていません。一方で、銀行預金の金利は低いままで、給料もなかなか上がらず、何とか資産運用で虎の子を増やしたいと思うのは当然の感情です。そこで、思いっきり手元のお金は増えないけれど、少なくとも怪しげな金融商品の勧誘には騙されないための知って得する3カ条を3回シリーズでお伝えしたいと思います。(これは私の資産運用関係の研修で実際に講義している内容の一部です。)第1カ条:「タダ飯はない」英語では「ノー・フリー・ランチ」と言って…
私たちは普段何気に買い物をしていますが、今まで見てきたように、そこには店側が用意したさまざまな仕掛けが隠されているのです。その最たるものがコンビニです。仕事帰りにちょっと寄っただけなのに、ついつい買い込んでしまったという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。まず、この「ちょっと寄った」というのがミソです。どこのコンビニでも、道に面した部分は大きなガラスになっています。なぜでしょうか?それは、わざと店の中を見えるようにして、中に客がいることを知らせているのです。そう言われてみると、中がまったく見えない初めての店に足を踏み入れるのは、結構勇気がいるものです。そもそも、お客様はなぜ来店するのでしょ…
今まで、売り場における「販売心理学」「購買心理学」についてお話してきましたが、今回だけ少し話題を変えてみたいと思います。今回は、「日銀の利上げ見送り」について感想を述べたいと思います。18日に開かれた政策決定会合で利上げは見送られ、コールレートは0.25%に据え置かれたままとなりました。会合の前から政府が圧力をかけたとか様々な報道がされ、差し詰め「政府vs日銀」の抗争といった様相を呈していました。利上げは、日銀の独立性を勝ち取るためにするものではなく、あくまで経済状態をよい方向に導くためにするものです。そこで問題になるのが、日銀の政策決定会合の委員は、それだけの見識を持ち合わせているかというこ…
あなたは、デパートなどで初めての売り場に足を踏み入れたとき、直進しますか? それとも左手の方向に進みますか? 右手の方向ですか?空間心理学者の実験では、多くの人が左手の方向に、壁づたいに歩くようです。おそらく、心臓のある左側を守ろうとする意識が働くためと言われていますが、たしかにエレベーターのボタンも、入って左側に回り込んだ位置にあります。地下道などで自由に行きかう人々を観察すると、ほとんど左側通行です。やはり人間は、心臓のある側を無防備にさらけ出すことには抵抗があるようです。しかし、このことは、売り場づくりにとって大きな問題を生じます。なぜなら、左手の方向へ回り込んで買い物をした場合、壁面の…
スーパーのラーメン売り場に行くと、必ずメンマやチャーシューが一緒に陳列してあります。これは、「関連陳列」といって、売り上げアップの手法としてはかなりポピュラーなものです。昔、アメリカのある小売店で、毎週金曜日になると、なぜか紙オムツと缶ビールがよく売れたそうです。そこで、店主がそのふたつを並べて陳列したところ、さらに売り上げが伸びたといいます。どうやら、週給をもらって懐が暖かくなった夫が、妻に頼まれて紙オムツを買いに来たついでに、週末ということでリラックスした気分から缶ビールにも手が伸びていたようです。現在ではデータマイニングといって、コンピューターを駆使して、どの商品とどの商品が関連性がある…
人がモノを購入するときに、「自分で自ら買うことを決めている」と思ってはいませんか?あるコンビニの棚の高さは、135cmに統一されているといいます。これは、日本の平均的な女性の、目の高さの位置にあわせた数字であります。 ここから下へ30~40cmのあたりがゴールデンゾーンといって、もっとも商品の売れる範囲であることは、どこかでお聞きになったことはあると思います。また、コンピニで、売れ筋商品である「おにぎり」の新商品をどこに置くかも重大な問題です。人間がモノを見るとき、無意識のうちに左から右へと視線を流していく傾向があります。ですから、おにぎり売り場の目の高さのど真ん中に、最高の売れ筋商品を置き、…
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