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5☆s 講師ブログ

AIにはできない職業(4)

京都産業大学教授の奥田らは、来週新幹線に乗るとしたらどんな行動をするだろうかを被験者に想像してもらい、その時の脳の活動をPET(陽電子放出断層撮影)で調べました。すると、前頭葉の先端部、海馬周辺、楔前部の3ヵ所が活性化していました。 次に、過去の出来事を思い出してもらったのですが、不思議なことに全く同じ3ヵ所が活性化しました。しかも、二つの画像は驚くほど似通っていたのです。 つまり、未来を考える時の脳の動きは、過去を思い出す時の脳の動きとほとんど同じだということです。 しかし、これも考えてみれば至極当たり前のことで、例えば富士山を見ながら駅弁を食べている姿を想像したとしても、それは全て過去に…

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AIにはできない職業(3)

マサチューセッツ工科大学(MIT)は、分析報告書や計画書などの文章執筆に関わる仕事について、生成AIが与える具体的な影響を調査しました。すると、ChatGPTを使用することで所要時間は平均40%も減少し、アウトプットの質も18%向上するという結果が出ました。 マッキンゼーの報告では、生成AIにより世界全体で670兆円以上の経済効果がもたらされると予想されています。日本のGDPが約600兆円ですから、とんでもない経済効果です。 でも、手放しで喜んでいる場合ではありません。なぜなら、生産性が向上するということは、とりもなおさず労働者の数が少なくて済むことを意味します。つまり、失業者が生まれるとい…

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AIにはできない職業(2)

0.085と、ほとんどAIの影響を受けない職業もありました。それは、皿洗いや清掃員。どちらも訓練の必要はありませんよね。 しかも、皿洗いや清掃の仕事をこなすAIやロボットを開発したところで、絶対に採算は取れません。要するに、専門的な訓練を必要としない職業の場合は、圧倒的にコストの安い人間を使った方がおトクなのです。だから、皿洗いや清掃の仕事は「AIには絶対できない職業」であると言えます。正確に言うと、「AIにやらせても採算が取れない職業」です。 まとめると、AIの影響を最も受けやすい職業とは訓練期間が長く、学位が必要で、さらには賃金が高い職業。俗に「ホワイトカラー」と呼ばれる仕事です。 ただ…

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AIにはできない職業(1)

生成AIの進化は「日進月歩」を超えて、「秒進分歩」とまで言われています。まさに今この瞬間にも、全く新しいテクノロジーが生まれているかもしれないのです。 そうなると心配になるのは、これからの仕事のこと。近い将来、私たちの仕事はAIに奪われてしまうかもしれません。これに関しては、学位や知識が必要で一定の訓練期間を要する、所謂「賃金の高い仕事」ほどAIの影響を受けやすいという研究がありますが、詳しいことは追って説明することにしましょう。 でも、AIは一体どこまで進化していくのでしょう? 日本におけるAI研究の第一人者、東大教授の松尾豊の研究室に所属する今井翔太が、著書『生成AIで世界はこう変わる』…

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サラチカ

学生が就活する際、面接で必ず聞かれるのが「ガクチカ」。「学生時代に力を入れたこと」の略です。コロナ禍ではサークル活動ができなかったため、企業がこの質問を控えた時期もありましたが、コロナが収束すると秒速で復活しました。 でも、この質問で企業が知りたいのは、学生がどんなことに取り組んだかではありません。その活動を通じて、どれくらい積極性やリーダーシップを発揮したかです。 例えば、「英語の授業が難しかったので、予習と復習に力を入れました」と答えると、「それは授業だから仕方なくやったことだよね。そうではなくて、自分から進んで取り組んだことはないの?」などと切り返されたりもしました。 でも、この「ガク…

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生命の水

サラリーマンをしていた頃の話です。 高校時代の友人たちと蟹を食べに行った金沢のホテルのバーで、メニューリストの中にこの風変わりな名前のウィスキーを見つけてうれしくなりました。 『ウシュクベー』というゲール語は、ウィスキーの語源になったと言われる言葉です。その意味はというと、なんと「生命の水」。どうです?飲んでみたくなりませんか。 ついでなので、「ウィスキー」という言葉の語源をちょっと辿ってみることにしましょう。 麦を蒸留した酒の記述が、スコットランドの記録に最初に登場するのは1494年。「スコットランド王室財務記録帳」なるものに、「王の命令により修道僧ジョン・コーに8ボルの麦を与え、アクアヴ…

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人間がAIに勝てる能力

人間は、AIには到底かなわないだろうと思っていましたが、いろいろ調べているうちについに勝てる能力を見つけました。それを説明する前に、脳科学者の池谷裕二が著書『夢を叶えるために脳はある』の中で、面白い心理実験を紹介していますのであなたも挑戦してみませんか。 まず、次の単語リストに目を通して下さい。「タクシー、自動車、トラック、一輪車、スケボー、飛行機、ボート、馬車、バス、パトカー、救急車、消防車、フェリー、人力車、道、ヨット、機関車、バイク、電車、モノレール、新幹線、汽車、ヘリ」 さて、質問です。 次の3つの単語のうち、リストに含まれていたのはどれでしょう?①道 ②マラソン ③自転車 ほとんど…

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報道の脳死(5)

マスメディアの言う「権力の監視」に関しては、最近逆転現象が起こり始めています。 記者による質問の様子がネットで配信されるため、逆に市民が記者を監視することが可能になったのです。これにより、記者たちの非常識極まりない質問までネットに晒されるようになりました。時には実名を晒され、市民から監視される立場に立たされた記者たちは、今どんな気持ちでしょう。 いやその前に、そもそも記者が守らなければならない「原則」とは何なのでしょう?烏賀陽は、記者の「原則」は何かについてコヴァッチに質問したことがあります。彼の答えは、「客観、公平、独立」。 「具体的に?」と問うと、コヴァッチはこう言いました。「報道を好き…

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報道の脳死(4)

東日本大震災の時、被災者に配慮したマスメディアの姿勢を知った烏賀陽は大混乱に陥りました。なぜなら、自身の理想とする記者像とは、あまりにもかけ離れたものだったからです。 取材者の多くが、「いかにして被災者の感情を傷つけないか苦心した」と回想していることに対しても、彼は強烈な反対意見を突きつけます。「罵声を浴びようと、傷つけようと、悪者になろうと、記録すべきは記録する」べきであると。 さらには、「職責のために憎まれ役を引き受ける覚悟が必要だ」とまで主張し、挙げ句の果ては3・11のように現場の面積が広い事件は、記者にとっては「宝の山」であるとまで言うのです。 そこにはスクープをモノにしたい野心はあ…

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報道の脳死(3)

国民を洗脳する話はこれくらいにして、国家に並ぶほど強大な権力を持つマスメディアとは、本来どのような存在であるべきなのでしょう?マスメディアの人間は「報道の自由」という言葉を頻繁に口にしますが、彼らの言う「自由」とは一体「何からの」自由を指しているのでしょう? 政治家からの自由でしょうか?違いますよね。なぜなら、メディアはすでに政治家からは完全に自由だからです。その証拠に、政治家はメディアにとってもっとも叩きやすい対象のひとつです。 もし、報道されていないスキャンダルがあるとしたら、それは政治家からの圧力によるものではなく、メディア側が「自主規制」した結果です。 そうです。「報道の自由」を妨げ…

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