株式会社ファイブスターズ アカデミー
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クルーグマンは非常に優れた経済学者ですので、「流動性のワナ」に陥った状況においては、公共事業などの財政政策は効果が薄く、金融緩和政策がもっとも効果的であることを見事に説明しています。この話はやや専門的になりますので、苦手な人は読み飛ばしてください。マクロ経済学を学んだ人なら誰でも知っている、IS-LM曲線でお話しします。流動性のワナというのは、LM曲線がほぼ水平になってしまった状況です。このとき財政出動を実施しても、LM曲線に交差しているIS曲線が一時的に右にシフトするだけですので、利子率の上昇も起こらずやがてIS曲線は元の位置に戻ってしまいます。そこで、金融緩和政策によりLM曲線全体を上方シ…
1990年代の終わり頃、金利をゼロにまで引き下げても経済が回復しないという事態が起きました。普通は、金利が下がれば、銀行からお金を借りやすくなるので経済が活性化します。しかし、その兆しは一向に現れませんでした。金利引き下げという金融政策でダメなら、後は公共事業などの財政政策しかありません。しかし、小渕内閣が未曾有の大型財政出動を発表しても回復しませんでした。経済学的に言うと、「流動性のワナ」といって、きわめて珍しい現象です。そこで、金融の量的緩和ということが議論されました。簡単に言うと、ジャブジャブのお金を市場に供給してインフレを起こそうという試みです。金融の量的緩和を主張した代表選手は、ポー…
前回のブログで、2~3%の低インフレの水準が、経済成長にはもっとも望ましいということをお話しました。ですので、 「値下げ大歓迎」 という消費者感覚は、経済学の理論から言うとかなり問題なのです。もちろん、企業側の事情により不当に高いものを買わされていた場合は、この限りではありません。企業努力や、他社との競争などによって、ある特定の商品の値段が下がることは好ましいことです。そうではなくて、今問題にしているのは、世の中の物価全般が下がることです。これをデフレといいます。実は、これはかなり深刻な事態であることは、昔から経済学の常識でした。20世紀にはふたつの世界大戦があり、それぞれその直前には世界中の…
最近、原油価格の高騰に伴い、ガソリンなどの値段が上がっています。タクシー業界もこのままでは経費がかかりすぎるとのことで、料金の値上げを申請しました。しかし、国民の一般的な感情として 「値上げは好ましくない。インフレは困る」 という声は根強いものがあります。デフレが深刻だった頃、テレビニュースの街頭インタビューなどで 「物価が安くなることは大歓迎」 と答える主婦がたくさんいました。たしかに、インフレというのは、近代の経済学がもっとも手ごわい敵として戦ってきた現象でした。毎年10%とか20%とかいう水準で物価があがったら、日々の生活も大変ですし将来の生活設計など不可能です。ところが、最近の研究では…
経済学の専門用語に「労働分配率」というのがあります。これは、簡単に言うと、企業が得た利益のうちどのくらいの割合を労働者(=社員)に還元しているかということです。日本は、先進国の中ではかなりこの割合が高い国でした。だから、従業員は愛社精神に燃えてがんばったのです。ところで、企業が得た利益をどう処分するかについては、労働者に還元するだけでなく、将来の設備投資や研究開発費に充てる方法もあります。これを内部留保といいます。そして、さらにもうひとつ、株式配当として株主に還元するという方法もあるのです。この割合を「資本分配率」といいます。あのホリエモン騒動以来、経営者は株を買い占められて会社を乗っ取られる…
ホリエモン事件以降、日本の経営者の考え方が大きく変わりました。それは、自社の株価を高く保つ努力を怠ると、あっという間に乗っ取られてしまうということです。そして、株価を高く保つためには、会社の業績がいいことはもちろんですが、その好業績による果実を株式配当として株主に返していることが条件となります。私が、資産運用のひとつの手段として株式投資をお勧めしている理由はここにもあります。つまり、一般論として、今や株式配当の方が預貯金の利息より有利だということです。ホリエモンや村上ファンドのしたことについては、現在、司法の手によって判断が下されようとしています。しかし、同時にそれは、それまでの株主軽視という…
ホリエモン以前は、私たちにとって会社の乗っ取りなどというのは、経済小説の中の出来事と考えられていました。ところが、彼がニッポン放送の株を密かに買占めていたことを発表してからは、日本中の上場会社が、株主と株価を意識するようになりました。このとき、「会社は誰のものか?」が盛んに論議されました。正解を言えば、会社はまちがいなく株主のものです。これは資本主義の根幹です。ただし、「会社は誰のために存在するか?」という問いになると、答えは少々複雑です。この事件をきっかけに会社側は、自身の経営権を守るため、様々な安定株主工作に走りました。前回ご紹介した株主優待施策もそのひとつです。そして、彼らは最後に気づき…
テーマパークの株を持っている人が、「無料の入場券をもらえるのがうれしい」と言っていました。なるほどこういう楽しみもあるのです。ある水産会社の株主には、毎年魚の干物のセットが冷蔵便で送られてくるそうです。最近、このような株主優待の特典を充実させる会社が増えています。株式運用とは、本来このようなものではないでしょうか。前々回のブログで、『日本は資本主義の国なのだから、株は博打だという論理はおかしい』と申し上げましたが、その真意はこのようなことなのです。短期の投機対象として株を捉えるのではなく、今後も発展してほしい会社・応援したい会社の株を長く持ち続ける、これこそが本来の意味での株式運用なのだと思い…
「株は博打」と言う人の多くは、非常に短い期間で「上がった」か「下がった」かを判断しています。すぐに結果を求めるところは、まったく博打と同じです。そうです。要は結果を判断するまでの期間が短いと、博打と同じに考えてしまいがちなのです。しかし、前回お話したように、事業に投資するという行為は、決して短期間で結果を求めるものではありません。世界中で、ビル・ゲイツの次に金持ちだと言われているのは、ウォーレン・バフェットという人物です。バークシャー・ハサウェイという証券会社のCEOですが、彼は株式運用だけで莫大な財産を築きました。その運用方法は実に簡単なもので、いいと思った会社の株を買ったら長く持ち続けると…
ある日テレビを見ていたら、コメンテーターなる人物が「株は博打ですから」と言っていました。ニュースなどで団塊の世代に退職金の運用をインタビューしても、「株は怖いから・・・」という声は結構多く聞きます。本当に株は博打なのでしょうか。たしかに株は値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。しかし、それをもってして「博打」と言うのはいかがなものでしょうか。というのは、そもそも私たちが暮らしているこの日本は『資本主義』の国です。いや、日本だけでなく、もはや世界中のほとんどの国は資本主義です。中国は社会主義の国ということになっていますが、株式市場は大きく発展中です。そういう意味では、今世界中でも…
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