株式会社ファイブスターズ アカデミー

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村上 徹

植物が人の心を読む(1)

皆さんも聞いたことがあるかもしれません。 植物に水をあげる時に「早く大きくなれよ」とか、「きれいな花を咲かせてね」などと話しかけると、本当にその通りになるというお話しです。 この説のルーツは、1966年2月のある寒い夜にあります。 ニューヨークに、クリーブ・バクスターというウソ発見器の技師がいました。 第二次世界大戦中はCIAに在籍しており、何でも「バクスター領域」という業界用語まであるといいますから、その道の専門家であることには間違いありません。 その日も、ニューヨーク・タイムズスクエアにあるバクスターのオフィスには、夜遅くまで灯りがついていました。 翌日、警察学校で行う…

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恋愛脳と不倫脳(2)

最近、脳科学が失恋の際の対処法を解明してしまいました。 中脳に位置するドーパミン産生細胞は、報酬が手に入らないことに気づくとその活動を減少させます。 つまり、恋人はもう戻ってこないという現実を受け入れることができれば、中毒状態から脱することができるのです。 まさに「諦めが肝心」。 フィッシャーは、失恋の痛手から立ち直る有効な方法を教えてくれています。 まず、中毒の対象の「痕跡」を消し去ること。 つまり、恋人からもらったカードや手紙は捨てた方がいいということです。 当然、電話番号やメールアドレス、画像は消してしまいましょう。 他には、体を動かしたりして常に忙しい状態に…

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恋愛脳と不倫脳(1)

恋愛をしている時、脳の中では一体どんなことが起こっているのでしょう? 認知神経科学者・阿部修士の著書『意思決定の心理学』の中に、「恋愛脳」に関する面白い研究がいくつか紹介されています。 最初は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの神経科学者のアンドレアス・バーテルズとセマール・ゼキが2000年に行った実験。 21歳~37歳までの恋愛中の17名(うち女性は11名)に、脳をfMRIで撮像しながら2枚の写真を見せます。 1枚は恋人、もう1枚は恋人と年齢・性別が同じで、付き合っている期間も同じくらいの友人の写真です。 恋人の方を見て活性化した部位は、「尾状核」と「被殻」でした。 …

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503軒

『グランツ』というウィスキーは、珍しい三角柱のボトルです。 三角柱と聞いて、シングルモルトの『グレンフィディック』を思い浮かべた人はかなりのウィスキー通。 実は、この二つのウィスキーは同じメーカーで作られています。 ウィリアム・グラント&サンズ社といいますから、ウィリアム・グラントとその息子達による家族経営であることがわかります。 父親がスペイサイドのダフタウンで仕立屋を営んでいた一人息子のグラントが、家業を継がずにモートラック蒸留所に20年勤めた後、念願のグレンフィディックを立ち上げたのは47歳の時。 七人の息子と二人の娘、そしてひとりの石工が協力しました。 蒸留に必要な…

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ChatGPTの弱点(3)

相模屋食料は売上30億の時に、それを上回る40億の借金をして完全オートメーションの豆腐工場を作りました。 それが、現在の300億円超の売上に繋がっています。 本田宗一郎もオートバイを量産するため、4億5千万もする工作機械を導入したことがあります。 この時のホンダの売上はたったの600万。 ところが、社運を懸けて発売したスクーターがさっぱり売れません。 まさに絶体絶命。 ネックになっていたのは、スクーターの運転には原付免許が必要なことでした。 そこでホンダは、各販売店で免許取得のための無料教室を開催することを思いつきます。 生きていくための知恵を生むのは「知識」ではあ…

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ChatGPTの弱点(2)

AIの急速な進化は、私たちの仕事にどのような変化をもたらすのでしょう? 日本のAI研究の第一人者・東京大学大学院教授の松尾豊は、ホワイトカラー層の仕事がAIに取って代わられるのではないかと予想しています。 かつての松尾は、AIが仕事を奪うことはないという立場でしたが、ChatGPTの出現で考えを変えたそうです。 特に専門的な知識が必要な弁護士や税理士、大学教員などは真っ先に失業する可能性があります。 一方、「将来AIが仕事を奪う」という立場だったコンサルタントの鈴木貴博は、逆に「なくなるのは職業ではなく業務の方だ」という考えに変わりました。 鈴木は、AIはあくまで人間業務のサ…

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ChatGPTの弱点(1)

コロナ禍が明けるとIT特需は終了します。 それを見越して、この春にGAFAMは従業員の大量解雇に踏み切りました。 アマゾン2万7千人、グーグル1万2千人、メタ2万1千人、マイクロソフト1万人。 人員削減しなかったのはアップルだけです。 コロナ特需で急拡大したズーム社も全従業員の15%にあたる1千3百人を、ヤフーは1千6百人、デルは6千6百人以上を削減しています。 余波はコンサル業界にも及び、マッキンゼー・アンド・カンパニーは2千人、アクセンチュアは1万9千人と、業界始まって以来の大規模削減が行われています。 アメリカでは、凄まじいリストラの嵐が吹き荒れているのです。 今後…

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評価されない

帰ろうかと真剣に悩んでいました。 サラリーマンだった頃の、ある会議の最中でのことです。 「自分が正当に評価されていない」という不満が、突然フツフツと沸いてきました。 そして、過去の理不尽な出来事が次々と脳裏を駆け巡り、私の周りで渦を巻き始めます。 会議終了後には軽いパーティーが予定されていたのですが、無断で帰ってしまおうかと本気で考えていました。 怒りで熱くなった頭には、結構魅力的な提案に思えたのです。 貸会議室だったため、会場設営の都合とかでパーティー開始まで少し時間がありました。 迷いながらもエレベーターに乗ります。 1階に降りるとCDショップがありました。 …

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雑草が日本人を作った(3)

近年の日本の食料自給率は本当に低いのでしょうか? ついでに、これも検証してみましょう。 カロリーベースでみると、日本の食料自給率は36%です。 これは先進国では最低レベル。 確かに低いですよね。 でも、コメの自給率は100%だし野菜は80%。 それなのに、なぜこんなに低い数字になっているのでしょう? その原因は、家畜のエサとなるトウモロコシやダイズの自給率が25%しかないことにあります。 これが全体の自給率を引き下げている理由です。 例えば鶏卵は国内産が96%を占めていますが、ニワトリのエサとなるトウモロコシなどが輸入品であるため、カロリーベースの自給率は10%し…

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雑草が日本人を作った(2)

天地(あめつち)の間には人間や動植物だけでなく、神も住んでいました。 キリスト教やイスラム教、ユダヤ教は全て「唯一神教」ですが、日本では山にも森にも川にも、至るところに神がいます。 八百万(やおよろず)の神々もまた、私たち人間や動物や植物と共に「天と地の間の空間」に暮らす存在です。 日本における自然は、西洋のように神と共に立ち向かうべき相手ではなかったのです。 昔の日本人は、自然が時に大雨、台風、地震、噴火などの残酷な振る舞いをするのは、八百万の神々が怒っているからだと考えました。 自然の中にいる神々に対して、畏怖の念を抱いたのです。 このように、万物に霊が宿るという考…

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