株式会社ファイブスターズ アカデミー
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前回予告したとおり、2008年1月14日の回で、こんな問題を出しました。ぜひ挑戦してみて下さい。【問題】地球の一周は約4万kmだそうですが、今、赤道上にロープを巻き付けるとしましょう。最初ゆとりをもたせるために、地上1mのところに浮かして回します。その後、ロープを引っ張って地上にぴったりつけるとすると、どのくらいロープを引っ張ればいいでしょう?次に、ピンポン玉にひもを巻きつけるとしましょう。地球と同様、最初は1m離して巻きつけます。その後どのくらい引っ張ればいいでしょう?どのくらい引っ張るか正確な数値を求めよ、と言われると困ってしまいますので、引っ張る長さはどちらが長いか、という三択問題にしま…
(今回は、予告とは違う内容です。ご了承ください)2020年の東京オリンピックの誘致が決まった要因は、素晴らしいプレゼンだったと、マス・メディアがさかんに取り上げています。日本中が歓喜に沸く前日、私はたまたま馬場康夫氏の本を見つけ買いました。そこに、1974年12月のあるプレゼンの話が書かれています。ディズニーランドを誘致しようとした男たちの話です。当時、デイズニーランドの誘致には三井グループだけではなく、三菱も手を挙げていたそうです。しかも、すでに表敬訪問を済ませるなど、三井より一歩リードしていました。それを逆転するべく、帝国ホテルの一室でウォルト・ディズニーの幹部一行を前にそのプレゼンは始ま…
今ある大衆食堂が困っています。かつ丼のメニューで、「上」1000円と、「並」700円の2種類があるのですが、安い方の「並」しか注文がないのです。どうしたら、より利益の出る「上」の注文を増やすことができるのでしょうか。答えはカンタン!「特上」1800円のメニューを新たに追加し、3種類にすることです。人間は、値段の違う3種類のメニューを見せられると、真ん中を選ぶ傾向があるのです。このことを実験で最初に証明したのは、トゥベルスキーです。まず、カメラを買いたい106人にカメラを選ばせます。彼らを第1グループとしましょう。カメラはAとBの2種類です。Aは170ドル(約1万7000円)の手頃なもので、Bは…
メリッサ・ベイトソンという女性の心理学者が、イギリスのある会社のドリンク販売コーナーで一風変わった実験をしました。このコーナーにはコーヒー、紅茶、ミルクが置いてあります。そして、目の高さに小さな花の写真と、それぞれの飲み物の値段が張り出してあります。社員は好きな飲み物をセルフで飲み、代金は自分で料金箱に入れるという方式です。もちろん監視があるわけではありませんので、払わなくても捕まることはありません。彼女は、ミルクの売り上げについて、10週間にわたり調べました。毎週ほぼ同じ量のミルクが飲まれていましたが、箱の中の金額はかなり違っていました。1週目は、8週目の約7倍の金額が入っていました。奇妙な…
前回は、刑事のテクニックをご紹介しましたが、今回は検事です。元東京地検特捜部・副部長の若狭勝氏の書いた「嘘の見抜き方」(新潮社)からご紹介します。まず怪しいのは、質問には直接答えず、逆に質問で返すパターンです。例えば「オレを疑っているのか?」とか、「オレの言うことが信じられないのか?」という反問です。地方自治体の会議では、市長など行政のトップには反問権が与えられていないそうです。また、明らかに聞こえているはずなのに聞き返してくるというのは、時間稼ぎの可能性があります。しぐさでは、不自然な笑いがあげられます。不自然というのは、一瞬だけの笑顔とか、逆に数秒続く長い笑顔です。この、「感情の持続時間」…
前回は、心理学の知見をお話しました。今回は、刑事のお話をしましょう。北芝健氏です。氏は元警視庁の刑事です。彼の「落としの技術」(双葉社)によると、以下のようなしぐさの変化が現れるそうです。まず、緊張感が走るため、呼吸が浅くなったり早くなったりします。また、声帯が固くなるため、声のトーンが高くなることもあるそうです。しかし、時にはそれらをすべてクリアーするような、「ベテランの容疑者」?もいるそうです。ところが、そのベテランでも、滑舌が悪くなったため刑事にウソを見破られました。視線がどちらの方向を向くかも観察ポイントです。私の研修では、実際に脳科学の実験に参加してもらいながら体験します。具体的には…
私は10年前に「『売る力』の法則」(PHP研究所)という本を上梓しましたが、その中に「しぐさで見抜く」という一章を設けました。人間のちょっとしたしぐさが、どのような心理状態を表しているのかという研究や知見は結構存在します。それらを丹念に集めて、ひとつの章として構成したわけです。今回は、ウソをついたときのしぐさについて、最近の研究なども含めてお話したいと思います。まず、ウソをつくと、わずかではありますが体に緊張感が走ります。生理学的に言うと、交感神経が優位となります。すると、ごく若干ではありますが、体がこわばったり発汗したりします。ウソ発見器というのは、微量の電流を流して、手のひらの発汗作用を感…
実際にあった、家庭用浄水器の販売話法です。「水道水には、微量ですが発がん性物質が含まれています。最近は性能のいい家庭用浄水器が開発されていますが、どうしても10万円はします。特に性能の良いものとなると、20万、30万するものもあります。でもわが社の新製品は、全く新しい除去機能を開発しましたので、なんと3万円台で提供できるのです」これだけ聞くと、とても安い感じがしますよね。これが、アンカリング効果です。別名フレーミング効果とも言います。要するに「10万円」というフレームが提示されると、その辺が相場なのだと思い込んでしまう効果です。すると、「3万円台」はずいぶん安く感じてしまいます。スーパーの特売…
深夜、あなたの家の近くで悲鳴が聞こえました。窓から様子を窺うと、女性が暴漢に襲われているではありませんか。急いで110番しようとしたあなたの目に、近所の人たちが大勢窓から顔を出しているのが見えました。さあ、どうします?こんなにたくさんの人が目撃しているんだから、きっと誰かが110番するだろうって思いません?実際にニューヨークで、38人もの人間が気づいていたにも関わらず、誰も警察に通報しなかったため、襲われた女性は殺されてしまったという事件がありました。マスコミは都会の非情さについて書き立てましたが、ラタネとダーリーという二人の心理学者は、大勢の人が目撃していたため、みんなが傍観者となってしまっ…
前回のミルグラムの実験と同様、心理学界ではタブー視されている実験をもうひとつご紹介しましょう。スタンフォード大学のジンバルドーが行ったものです。参加者を看守役と囚人役に分けます。、今度はトリックはありません。そして、実際の刑務所にかなり近い施設を作り、そこで生活させるのです。看守役は看守として、そして囚人役は囚人として。その際、芸が細かいのは、リアルな囚人体験をしてもらうことです。彼らはバトカーで護送され、指紋を採取された上で囚人服を着せられ、ご丁寧なことに片足には鎖がまかれました。一方、看守役にも制服が支給され、実際の看守のように振舞うことが要求されます。実験が進むにつれ、囚人役はどんどん卑…
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