株式会社ファイブスターズ アカデミー
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産業能率大学が2年に一度の割合で、上場企業の課長を対象に意識調査をしています。ネットに2013年度のダイジェスト版がアップされていますので、少し見てみましょう。多忙を極める現代ビジネスでは、管理職といえどもプレイングマネージャーとして働かざるを得なくなっていますが、プレイヤーの割合が51~100%、すなわち業務の半分以上を占めると回答した課長は、全体の48.2%もいました。つまり課長の約半数は、マネジメント業務よりプレイヤー業務の方がウェートが高いというわけです。その2年前の2011年度の調査ではこの割合は40%でしたから、「マネージャーのプレイヤー化」の波はかなり早い速度で押し寄せているとい…
ジャズピアニストの中には、気分が乗ってくるとウンウン唸り出す人が意外と多いもの。若い頃のキース・ジャレットなどもそうですが、バド・パウエルなどはともすればピアノより唸り声のほうが大きくて、はっきり言って迷惑なときもしばしば。ただし、エロール・ガーナーの場合はちょっと事情が異なります。なんと、譜面が読めないのです。唸っているのはメロディで、それを思い出しながらピアノを弾いているのです。譜面が読めないミュージシャンなんているのかと思ったら、もう一人いました。ただしこちらは、押しも押されもしないジャズの巨人、ギタリストのウェス・モンゴメリーです。幼い頃両親が離婚したため、ウェスは兄のモンクとともに父…
ビジネスでは、「虫の目」と「鳥の目」の両方を持つことが大切だとよく言われます。「虫の目」とは、直面する問題について、細部を観察し分析した上で解決策を探るという取組姿勢です。一方、「鳥の目」は、目の前の問題だけを見るのでなく、全体像を俯瞰して眺めることで、総合的な対策を考えることを言います。「虫の目」をミクロとするなら、「鳥の目」はマクロと言えるでしょう。最近では、さらに「魚の目」を加える人もいます。魚は目に見えない水の流れを体で感じているそうで、要するにトレンドを読む力を養いなさいということのようです。果たしてこれを“目”と言ってしまっていいのかよくわかりませんが、そこまで言うなら、視界不良な…
不祥事を起こした企業経営者も、問題発言の政治家も、丁寧な言葉使いと慇懃無礼とさえ思える態度で釈明会見に臨みます。今の地位を失いたくないという自己防衛の魂胆が見え隠れして、時に哀れな感じを受けてしまうのは私だけでしょうか。どこかに、一本筋の通った人間はいないのかと言いたくなります。「粗にして野だが卑ではない」昭和38年に国鉄総裁に就任した石田禮助が、国会の挨拶で自分自身を評して言った言葉です。それまで総裁が国会に呼ばれた時には、まさに平身低頭。発言の一言一句に気を遣いながら、ひたすら嵐が過ぎ去るのを待つのが常でした。しかし、石田は胸を張って議場を見渡すと、第一声に「諸君!」とやったのです。彼に言…
おそらく、2:8のパレートの法則から派生したものと思われますが、マネジメントにおいては2:6:2の法則のことがよく話題になります。まず2:8のパレートの法則から見ていきましょう。これは、全体の2割が8割の影響力を持っているということです。例えば、ショップで言うと、2割の売れ筋商品のもたらす売上が全体の8割を占めます。また、顧客の2割に当たる常連客の購入金額が、売上全体の8割を占めています。営業マンで言うと、2割の優秀営業マンの業績が、組織全体の数字の8割を占めています。まあ、厳密に言うと2:8ではなく3:7のケースもありますが、概ね当てはまります。ちなみに最近の調査によると、日本では飲酒量の多…
若者の間で“自分探し”という言葉が流行り出しのは、いつの頃からだったでしょうか。本当の自分を探して、世界のあちこちへ旅する人もいるといいます。私が疑問に思うのは、世界のどこかで“自分”と出会えるのかということです。ヨーロッパかアフリカのどこかの道端に、“自分”がひょっこり落ちているとでもいうのでしょうか。自分が何者で、そして一体何をやりたいのか・・・どうやら、その答えが、世界のどこかであなたを待っているらしいのです。本当でしょうか?“自分探し”と聞いたとき、真っ先に思い浮かべたのは、ジョン・コルトレーンの『チェイシン・ザ・トレーン』でした。ジャズの聖地、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴですが…
今年のノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授が、「人の役に立つことはないか、それだけを考えてやってきた」と言った言葉が頭にこびりついています。学問とは、混沌とした事象を分析研究することで、何らかの法則性を見出すことだと思います。そして大切なことは、その法則性を活用して人の役に立つものを開発することです。あくまで、人の役に立つと言うのが最終目的のはずです。しかし、実際に大学で教えられている学問は、はたして人の役に立っているのでしょうか。理系の場合はまだ理解できます。化学であれば新薬の開発を通じて人の命を救ったり、様々な化学製品の開発を通じて私たちの生活を豊かにしてくれます。物理…
企業の人事部門が抱える大きな課題のひとつに「人材開発」があります。中には、社員は宝だという意味でしょうか、「人“財”開発」と表記しているところもあります。しかし、開発される側の一般社員としては、「人材」の一体どこが「開発」されているのか理解に苦しむこともしばしば。ある学者が「開発」という言葉ではなく、「発達」という言葉を使うことを提案していました。なるほど、「人材発達」の方がわかりやすいですよね。ついでに、「人材」という言葉も「能力」という言葉に置き換えたらどうでしょう。「能力発達」これならやるべきことが明確化されます。「部下の人材を開発する」よりも、「部下の能力を発達させる」の方がわかりやす…
『瞬間湯沸器』の回で、感情と行動は切り離せることを書きました。カッとなっても、行動をコントロールすることにより、怒鳴ることをセーブすることはできるのです。さらに、『情けは人の為ならず』の回で、腹が立ったときに、怒りによる衝動的な行動をコントロールできない人は、脳に問題があるかもしれないとも書きました。具体的に言うと、「腹内側前頭前皮質」が損傷している可能性があるのでしたね。ところで、今回は全く逆の視点から、この問題を考えてみたいと思います。つまり、怒りの感情をコントロールし過ぎて、怒れなくなってしまった人についてです。最近、「部下に対して甘すぎる管理職が多い」という話をよく聞きます。パワハラに…
やっとの思いで、今年度の販売予算を達成したと思ったら、来年度の予算は10%増とのこと。打ち出の小槌じゃあるまいし、そんなに簡単に数字が出てくりゃ誰も苦労はしない。前年の実績を維持するだけでも大変なのに。全く上層部は何を考えているんだ!営業部門の悲鳴が聞こえてきそうです。生物学の本で『赤の女王仮説』を知った時、真っ先に連想したのは、この営業部門の嘆きでした。ルイス・キャロルが、『不思議の国のアリス』に続いて発表した『鏡の国のアリス』には、様々なチェスの駒が擬人化されて登場します。赤の女王は、何故か全力で走り続けています。そして、ようやく追いついたアリスの質問に、こう答えたのでした。「この国では、…
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