株式会社ファイブスターズ アカデミー
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大失業時代を乗り切る方策として、「ワーク・シェアリング」という制度を提案する人もいます。 1人でやっている仕事を2人でシェアすれば、企業は2倍の社員を雇うことができます。 例えば、フルタイム勤務者をすべて週2~3日勤務のパートタイマーに切り替えてしまうのです。 多くの企業でこれを実施すれば、失業率を大幅に引き下げることができるでしょう。 しかし、労働時間が半分になるわけですから、当然給料も半分になります。 すなわち、国民の大半が低所得者になるわけです。 確かに「国民みんなが平等に貧しい」状態でも、「平等意識」を維持することはできるでしょう。 でも、望ましいのは、でき…
「農耕民族型社会主義」を成立させていた条件とは、「全員参加の労働」というものが、特段の専門性を伴わない、一定程度均一な肉体労働であるという条件です。 わかりやすく言うと、「誰にでもできる肉体労働」であることです。 これが崩れてしまうと、全員参加という根本的な前提が崩れてしまいます。 ここが問題なのです。 AI・ロボットがどんどん進化すると、「誰にでもできる肉体労働」はロボットに取って代わられます。 いや「誰にでもできる」どころか、「他の人にはできない」ような高度な知的労働でさえAIに代替されてしまいます。 AI・ロボットの強みは、なんといっても24時間、365日休…
私には、「働かざる者、食うべからず」という考え方の背景に、日本特有の「平等意識」が存在しているように思えてなりません。 「平等意識」というのは、先ほどの「国民全員が額に汗して平等に働いて、その結果平等な賃金を手にする」という考え方です。 裏を返せば、「人並みに働かない者は、人並みの対価を貰う資格がない」と言うことです。 このような考え方は、一体どこから生まれたのでしょうか? これも私見ですが、日本人が「農耕民族」だったことと関係があるのではないでしょうか。 ここで、「狩猟民族」と「農耕民族」の「平等意識」の違いについて考察してみますね。 「狩猟民族」であっても、集…
遅くとも2035年までには、イギリスの労働者の仕事の47%がAIに置き換わってしまうという、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らの衝撃の論文が発表されたのは2014年。 その後、野村総研が共同研究として日本の労働人口に当てはめたところ、日本で将来消滅するであろう仕事はなんと49%にものぼりました。 それは嫌だとAIの進化にブレーキをかけてしまうと、今度は他国との競争に負けて取り残されるとIT企業の経営者は危機感を煽ります。 一体どうしたらいいのでしょう。 イギリスの産業革命期には、蒸気機関の普及により仕事を奪われた労働者たちが、機械の「打ち壊し運動」に走りま…
数学が得意で、『離婚の数学』という著書まであるワシントン大学の心理学者ジョン・ゴッドマンによれば、夫婦の会話の様子を観察するだけで、15年後に離婚しているかどうかがわかるそうです。その的中率は驚くなかれ95%。ゴッドマンは、1980年代からなんと3000組以上の夫婦の会話を録画しました。会話のテーマは夫婦ゲンカの原因となった問題で、撮影は15分間ずつ何回か行われるのですが、分析するのはそのうちのわずか1時間分。その解析手法は、SPAFF(感情分類)という実にユニークなもので、まず感情を「嫌悪」や「怒り」など20種類に分類した上で、それぞれにナンバリングします。例えば「嫌悪」=1、「軽蔑」=2、…
「優秀な管理職」とは、どんな人を言うのでしょう。先頭に立ってチームを牽引し、目覚ましい成果を出しているマネージャー。憧れますよね。でも、もしそのマネージャーが病気などで不在になってしまったら、チームは一体どうなるのでしょう。以前と同じように、高い成果を出し続けることができるでしょうか。「いや、優秀な管理職ならば自分の健康管理もしっかりやっているはずだ」という声もあるでしょう。では、そのマネージャーが別の組織に異動したらどうでしょう。そう考えると、管理職が八面六臂の大活躍をしているチームというのは、組織として見ると案外脆いと言えるかもしれませんね。経営学では、管理職が不在でも、キチンと回っている…
『かんてんぱぱ』でお馴染みの、長野県にある伊那食品工業は、寒天の国内シェア80%を誇る創業60年の老舗企業です。今どき珍しく、完全な「終身雇用・年功序列」を貫いている会社でもあります。しかも、スタッドレスタイヤ手当を支給するなど、社員の福利厚生制度が充実していることでも有名。社員数は500人に満たない企業ですが、これまで規模を大きくするチャンスは何度もありました。しかし、この会社が急激な事業拡大を選択することはありませんでした。新製品は数年に1回しか発表しません。どんなに素晴らしいアイデアがあっても、あえて封印して数年寝かせるのです。なぜ、そんなことをするのでしょうか?慌てて発表した新製品が大…
最近、高齢者による暴力事件が増えているそうです。65歳以上の老人が起こした暴力事件は、20年前は年間約300件程度でしたが、現在はなんと1万3千件を超えており単純比較すると43倍。高齢者の数も増えているので事件数が増えるのは当然ですが、高齢者10万人当たりの発生率で見ると10倍になるそうです。しかも、毎年の推移をグラフにすると、ほぼ直線的な右肩上がり。これは、一体どう解釈したらよいのでしょう。昔に比べ、老人の暴力性が高まったとでもいうのでしょうか。だとしたら、「血気盛んな老人」が増えていることになります。でも、私はちょっと違った解釈をしています。それは、老人が増えたことでその希少価値が薄れ、周…
2017年1月のブログ『ダニング=クルーガー効果』で紹介したとおり、とかく人は自分の能力を過大評価しがちなもの。会社でもそうですよね。大した能力もないのに、偉そうに振る舞っている管理職は大勢います。さらには、そんな不満を口にしているあなただって、本当は自分が思っているほど能力は高くないのですよ。要するに、自分の人事考課に納得がいかないのは、自分の能力を過大評価してしまい、客観的に正しく評価する「メタ認知」ができていないからです。「能力が劣っている人ほどなぜか自信満々」という「ダニング=クルーガー効果」は、実験によって「一般学力テスト」や「論理的思考力」の分野でも確認されています。まぁそれだけな…
昔々ある牛飼いが、エジンバラの市場に牛を卸しに行く途中の草原で、沢山の牛を休ませていました。そこは程よく草が生い茂り、牛にとっても牛飼いにとっても実にありがたい休憩場所でした。ある時、眼下にスペイ川を望む、その「緑の草の生い茂る谷間」が売りに出されていることを知り、牛飼いは迷わず買い取ることを決めます。ところが、この広大な草地には、ある「おまけ」がついていました。その「おまけ」こそ、『グレンファークラス』の蒸留所だったのです。その牛飼い、ジョン・グラントは結構な呑ん兵衛だったらしく、それ以来牛飼いよりもウィスキー造りの方が本業になってしまいます。記録上は1836年の創業となっていますが、ジョン…
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