株式会社ファイブスターズ アカデミー
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年を取ると、どうしてもモノ忘れがひどくなってしまいます。 モノ忘れを改善するいい方法はないものでしょうか。 いつも心理学に関する楽しい話題を提供してくれる妹尾武治の近著『使ってはいけないエセ心理学、使ってもいい心理学』の中に、モノ忘れを改善する方法がいくつか紹介されています。 最初は「輸血」です。 過去に実際に放送されたテレビ番組で、タレントに東大生の血を輸血して、頭が良くなるかどうか検証するという、実に乱暴な企画があったそうです。 もちろんタレントのIQが高まるはずもなく、放送終了後にはクレームの嵐となり大混乱に陥りました。 ところが、その放送からおよそ30年が経った頃、…
脳トレは、本当に効果があるのでしょうか? 多くの人が抱く疑問です。 心理学者の妹尾武治の結論は「微妙」。 記憶課題や計算課題を繰り返し行うことで、はたしてその能力が高まるかどうかに関しては、肯定的なデータと否定的なデータの両方があり、混沌としているというのが現状だそうです。 だからと言って、「効果がある」と謳って商売するのは危険です。 アメリカで、脳トレは仕事や勉強の効率を向上させるとか、アルツハイマー病や認知症に効果があると宣伝して脳トレゲームを提供していた会社が、米連邦取引委員会から科学的根拠がないという理由で処分を受けました。 罰金額は、驚くなかれ日本円にして2億4千…
孫は、息子の子どもでも娘の子どもでも、またその孫が男の子でも女の子でも、みんな「かわいい」。 実は、それは大きな間違いです。 知らず知らずのうちに依怙贔屓しているのです。 断っておきますが、これは個人の感想ではありませんよ。 れっきとした遺伝子に関する研究論文です。 ちなみに依怙贔屓するのは、祖父ではなく祖母の方です。 なぜ祖母に関する研究かというと、一時期「おばあさん仮説」が流行ったときに発表された論文だからです。 「おばあさん仮説」とは、祖母がなぜ生きているかということを解き明かした画期的な説です。 一般に、動物界では子どもが一人前に育って、自分がもう子ども…
「ハンテリアン博物館」の収蔵品の中にある、実に奇妙な展示品とは、鶏のトサカに人間の歯を埋め込んだものです。 そうです。 ハンターは移植実験を行っていたのです。 ハンターのチャレンジは移植実験に留まらず、電気による蘇生術や人工受精、さらには腎臓結石や動脈瘤の除去手術といった、現代医学の先駆けといってもよいものばかり。 ハンターを突き動かしていたのは、人の命を救いたいという使命感などではなく、純粋に未知の分野を解き明かしたいという衝動でした。 時として、新しい時代を切り開く原動力は、崇高な志などではなく、狂気にも似た好奇心であったりするものです。 異端児ゆえに伝統や因習に捕らわ…
イギリス出身のアメリカ人作家ヒュー・ロフティングの代表作『ドリトル先生』は、動物の言葉を話せる獣医が世界中を旅する物語。 そのモデルとなった人物は、ロンドン郊外の広大な屋敷で、確かにドリトル先生同様多くの動物たちと暮らしていました。 しかし、彼にはもう一つ別の顔がありました。 それは、身の毛もよだつほど猟奇的な、解剖学者としての顔です。 生涯で解剖した遺体の数は数千体に及びますが、「切り裂き魔」と呼ばれた理由はそのことだけではありません。 遺体の中には、墓を掘り起こして手に入れたものが多数あったからです。 この男をモデルにした小説がもう一つあるのですが、その題名を聞くと男の…
海上自衛隊の「人格教育」はわかりましたが、日常の指導はどのように行われているのでしょうか。 体育会系らしく、スパルタ式なのでしょうか。 自衛隊員が共有すべきヴィジョンや行動指針は、自衛隊法に定める「服務の宣誓」に明記されています。 「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し」から始まり、途中「事に臨んでは危険を顧みず」という文言を挟み、最後は「もって国民の負託にこたえることを誓います」で締めくくられています。 いかにも自衛隊らしい、実に勇ましい内容ですよね。 ところが、この宣誓の中に、軍事組織としては少し違和感のある文言が入っています。 それは、「人格を尊重し」と…
前回に引き続き、海上自衛隊のお話です。 海上自衛隊では、どんなに有能な幹部候補生でも、人格に問題がある場合は絶対に出世させないそうです。 では、その人格教育とは、一体どのようにして行われているのでしょう。 防衛大学校では、第8期生と第9期生が作った「学生綱領」というものが、今でも受け継がれています。 そこには、防大生が身につけるべき資質は以下の3つであると書かれています。 「廉恥(れんち)」、「真勇(しんゆう)」、「礼節(れいせつ)」。 「廉恥」とは破廉恥の反対語で、恥ずかしい行動をとってはいけないとか、恥を恐れて卑怯な真似をしてはいけないという意味です。 「真勇」と…
1942年6月、アメリカ軍が占領するミッドウェー島の攻略を目指した日本海軍の空母機動部隊は、「赤城」、「加賀」、「蒼龍」、「飛龍」の主力空母4隻を擁する精鋭部隊。 迎え撃つアメリカ軍の戦力は、空母機動部隊と島内の基地航空部隊。 両軍の戦力から見て、誰もが日本海軍の圧勝を予想していました。 ところが、南雲忠一中将の指揮ミスが予想外の結果をもたらします。 そもそも、山本五十六元帥からの命令自体が、やや曖昧なものでした。 その命令とは、「ミッドウェー島の攻略」と「米空母機動部隊の壊滅」。 つまり、2つの命令が優先順位がはっきりしないまま伝えられていたのです。 南雲はまず、偵察機…
マネージャーに必要とされる能力のひとつに、「リーダーシップ」があります。 一般に「リーダーシップ」というと、組織の先頭に立って素早く的確な判断を下し、メンバーを鼓舞しながら、組織を成功に導く人物像を思い描いてしまいがち。 早い話が、軍事組織の指揮官のイメージです。 ところが、意外にも軍事組織が理想とするリーダー像は全く逆で、一方的に命令を下すだけの指揮官は最低なのだそうです。 まず、軍事組織における「リーダーシップ」と「マネジメント」の言葉の定義からみてみましょう。 「リーダーシップ」は「統率(Lead)」、「マネジメント」は「指揮(Conduct)」と表現するそうです。 …
この年になると、病気で入院したり手術する友人の話をよく聞きます。 私自身も医師から塩分制限を言い渡されて、食事には結構不自由しています。 大盛りラーメンを腹いっぱい食べられたらどんなに幸せでしょう。 今となっては叶わぬ夢です。 日野原重明は、言わずと知れた聖路加国際病院の元院長。 105歳で亡くなる直前まで、元気に医療や執筆活動をしていたことでも有名です。 また、京都帝国大学医学部に、現役で合格した秀才でもあります。 如何にもエリート医師街道まっしぐらというイメージがありますが、実はスタート時点で大きな挫折を味わっていました。 大学入学後間もなく結核を患い、療養生活を余儀な…
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