株式会社ファイブスターズ アカデミー

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足立 好穂

生き方

今、書籍で売れている「くじけないで」という詩集は柴田トヨさんという御歳、98歳の女性によるものです。3月発行以来、すでに18万部という驚異的な部数で不況の出版業界では異例のヒット作品となっていると、先日のMJ紙で取り上げられていました。「柴田さんは『りん』とした姿がステキな女性で、同姓としてあこがれる」と、女性編集者の弁です。私からすれば、「98歳にしてなお、同姓からあこがれを抱かれる生き方をしているなんて、すごすぎる!」と感じます。98歳、柴田さん自身の「人生いつだって、これから」という言葉に今まで過ごしてきた人生の底力を感じますし、なにより、「日本人女性の平均寿命83歳」、なんて数字をはる…

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変身

今朝のテレビで「今、人気のおもちゃ」を紹介していました。一見、普通の電車のおもちゃなのですが、ロックを外して裏返すと、なんと国電が新幹線に早変わり!電車に限らず、車もありで、黒のワンボックスカーがあっという間に救急車に・・・という具合。一つで二度美味しいおもちゃは、特に男の子に人気とのことでした。また、さらに進化して「予測ができない動きをする本物のようなおもちゃ」も。小動物のハムスターの体内にマイクロチップが埋め込まれ、様々な動きがセットされているとのこと。あとずさり、方向転換などその場で自由に動き回り、壁にぶつかると「キュウーキュウー」と小さな可愛らしい声まで出すのです。おもちゃもだんだん人…

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存在意義

日曜日の午後、夏を思わせる暑さでしたが、散歩がてら駅まで歩いて出かけました。途中、行きつけの雑貨屋さんへ入ったのですが・・・・このお店、いつもは愛想の良いご主人が店の奥に座ってあいさつをしてくれるのですが、その日はアルバイトのお店番の女性が座っていました。誰がお店に入ってきても、自分の手元の本を読んでいるだけで、顔を上げようとはしません。お客さまから何かを聞かれても「オーナーに聞かないと・・・」という返事。店の中があまりに暑いので、私がセンスを取り出して扇いでもまったく気づかずに、手元の本を熱読。私が4点ほど気に入ったものを見つけて、カウンターに出すと黙って計算して「9800円です」とすまし顔…

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視点転換

ちょっと前まで「生キャラメル」といえば、売り切れ続出という状態でしたが、最近ではネット通販もありで、ひところのブームは一段落といったところです。私も、ブームに乗って買いに走った経験があります。その生キャラメルの容器に使われている「経木(きょうぎ:自然の木を薄く削り、容器にしたもの)」はそのブームのかげりで、需要が落ち込んでいるとか。そこで経木製作の木材店では、更なる需要をということで、経木に特殊コーティングして防水性を高め、食器にも使おうとあれこれ思索していると、テレビでやっていました。しかし私が驚いたのは、ある製作会社ではこの経木をさらに薄くむいて、ランプシェイドにしていたのです。和風の床置…

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和菓子

見かけによらず?若い頃、ご多分に漏れず花嫁修業として、裏千家茶道のお稽古に通ったことがあります。どちらかというとケーキより和菓子が好きなので、お稽古で出てくるおいしい和菓子が食べたくて・・・といったほうが正解かもしれません。ところがその和菓子、特に「京和菓子」には特別な味わい方があるのだと先日テレビで取り上げていました。それによると①目で味わう:  京の自然が織り成す春夏秋冬の情景を表現しているため、  食べる前にお菓子の彩りや形から自然をイメージして楽しむ。②耳で味わう:  京菓子には必ず「銘」が付いているため、その銘の響きを楽しむ。  多くは古今和歌集のような昔の和歌集から取っているため、…

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たばこ

現在、愛煙家を対象に「卒煙塾」なるものが流行っていると先日のニュースで取り上げていました。ここに来ていよいよ「卒煙」という単語を使い始めたのだ!と、私としてはちょっと驚きました。振り返れば・・・愛煙→禁煙→嫌煙→節煙→分煙→受動喫煙→卒煙と、たばこに関する単語は増えています。禁煙となると無理やり、たばこを止めさせられているという脅迫的なイメージがありますし、その他の単語も何処となく愛煙家を問い詰めるような、そんなニュアンスすら感じられます。しかし、この卒煙という単語はすごく自然な感じがあり、すんなり受け入れやすい雰囲気があります。というよりは、愛煙家が「そろそろ潮時だ」と自らの気持ちを精算した…

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お見送り

昨晩、事務所近くのお食事処で知人と食事をしました。日本全国の美味しいお酒、焼酎など壁一面に飾ってあり、お料理は一流の板さんによるもので、おしゃべりが加速してとても楽しいひと時を過ごしました。そして、そこで感じたのは美味しいお酒と料理は言うに及ばず、それ以上にすばらしかったのが、お料理を出すタイミングなのです。知人と二人で話が盛り上がり、大口開けて笑っている最中でも、話が途切れたときを狙って、さりげなく次のお料理をさっと並べてくれるのです。そして、食べ終わったお皿をこれまた、さっと片付けてくれる・・・その「間の取り方」がとても上手なのです!この仲居さん、実は店主の奥様で、ときおり品の良い言葉遣い…

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秘密

先日の朝日新聞に「人に言えない秘密」についての記事があり、その中で、ひときわ興味を持った項目がありました。それは、「自分にはそういった秘密がない」と答えた人に「なぜ、秘密がないのか?」との問いに対する回答が:一位:たまたま二位:隠し事ができない三位:秘密が生まれる状況にない四位:話せる相手がいる五位:正しく生きてきたと、ありました。ところが、この中の「正しく生きてきた」という回答に少々疑問を感じるのです。何をもってして正しく生きてきたというのでしょうか?それでは「誰にも言えない秘密がある人は正しく生きていない」というのでしょうか?長くビジネスの世界に身を置く者として考えると、コンプライアンスの…

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オンデマンド

最近良く聞かれる言葉ですが、正式な意味は「サービスの提供を、要求に応じた形でする」とあります。今朝ほどNHKの朝のニュースで、三重県のとある町ではオンデマンドバス運航をしているとの事でした。高齢社会になると身体的にも外出がままならないということは当然起こりうることです。そこで、この町では町営バスを利用する際には、事前に時間と場所を予約して、好きなときにバスに乗れるように工夫しているとの事でした。こうした効率的なバス運航はありがたいことです。しかし、改めて周りを見回してみると、「世の中全て、オンデマンド」になってきていることを感じます。必要なときに必要な人材を・・・必要なときに必要な食事を・・・…

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一点集中

先週の日経流通新聞に「飲食業09年度ランキング」が一面に大きく載っていました。そこには「集客のカギは、食材・業態の集約にあり」つまり、ランキング上位企業はその「専門性」を売りにした企業が顔を出しているというのです。―豊富な品ぞろえよりも、焼き鳥やうどん、アイスクリームといった特定商品に「集中」し、競争力を高めたお店だ。競争激化の中で他社と差異化できる商品や店を開発・維持できる力が試されている。(日経流通新聞 5月17日付け)この記事を読む限り、大いに納得しますし、また飲食業に限らず研修業でも同様であると痛感することしきりです。「研修」と言えば、「受けるだけ時間が無駄」という感想を持っている人が…

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