株式会社ファイブスターズ アカデミー
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私たちは小さいときから「浪費は悪。貯蓄は美徳」と教えられてきました。
アリとキリギリスの寓話もあるくらいですから、こういった思想は日本だけのものではないのでしょう。
しかしながら、あえて経済学の視点で問題提起したいのです。
「貯蓄は悪である」と。
経済学では、すでに結論は出ています。
それは、国民全員が貯蓄に励んだ場合、深刻な不況に陥る場合があるということです。
その行いをする人が少数ならばいい結果が得られますが、大勢で行うといい結果が得られないことを『合成の誤謬(ごびゅう)』と言います。
まさに、この「貯蓄」こそが、ある状況下ではその典型例となってしまうのです。
サラリーマンの場合、税金や社会保険料を差し引いた給料を毎月もらいます。
経済学の分類では、この給料の使い道はたった2つしかありません。
ひとつは「消費」、もうひとつは「貯蓄」です。
もし今、世の中の人々全員が、必死に「貯蓄」に励むと仮定しましょう。
当然家計は切り詰められて、「消費」に回す金額は小さくなります。
すると、スーパーやデパートではモノが売れなくなります。
スーパーなどではなんとか売り上げを回復しようと、モノの値段を下げて特売を行います。
すると、近所のお店も対抗してどんどん値下げします。
いかかですか?
バブル崩壊後のデフレが、実に簡単に説明できますね。
そうです。
失われた10年の原因は不良債権などではなく、なんと、国民全員が一斉に財布のヒモを固くして「貯蓄」に励んだことにあるのです。
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