株式会社ファイブスターズ アカデミー
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1990年代の終わり頃、金利をゼロにまで引き下げても経済が回復しないという事態が起きました。
普通は、金利が下がれば、銀行からお金を借りやすくなるので経済が活性化します。
しかし、その兆しは一向に現れませんでした。
金利引き下げという金融政策でダメなら、後は公共事業などの財政政策しかありません。
しかし、小渕内閣が未曾有の大型財政出動を発表しても回復しませんでした。
経済学的に言うと、「流動性のワナ」といって、きわめて珍しい現象です。
そこで、金融の量的緩和ということが議論されました。
簡単に言うと、ジャブジャブのお金を市場に供給してインフレを起こそうという試みです。
金融の量的緩和を主張した代表選手は、ポール・クルーグマンという学者でした。
彼は毎年ノーベル経済学賞の受賞候補に名前が挙げられるほど高名な学者ですが、なんと 「ヘリコプターからお金をバラ撒けばいい」 と言ったのです。
もちろん、彼なりの一流の比喩だったのですが、日本の金融当局は猛烈に反発しました。
彼らは、長年インフレと戦ってきた”インフレ・ファイター”だったので、到底賛成できるものではなかったのです。
そして一部の経済学者も同調しました。
しかし、ちょっとだけ冷静になって世界を見渡してみましょう。
インフレターゲットという政策は、他の諸外国ではどういう評価を受けているのでしょうか。
なんとなんと、インフレターゲット政策を採用していないのは、主要国では日本とアメリカだけだったのです。
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