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5☆s 講師ブログ

三位一体説(3)

さて、爬虫類の脳(ワニの脳)、旧哺乳類の脳(ウマの脳)についてお話してきました。
今回はいよいよ最後の、新哺乳類の脳、いわゆるヒトの脳についてです。

具体的には、大脳皮質、とくに理性をつかさどる前頭連合野などを指します。

旧哺乳類の脳で、ようやく感情が生まれるのでしたね。
ネズミの母親は自分の赤ちゃんに愛情を感じるので、食べたりしないという話をしました。
でも他人のネズミの赤ちゃんには愛情を感じないので食べてしまうのです。

新哺乳類の脳(ヒトの脳)になって、ようやく他人の赤ちゃんも殺さなくなります。
おそらく感情に加えて、前頭連合野がつかさどる理性が働くからなのでしょう。

もし前頭連合野の働きが鈍くなったらどうなるでしょう。
サルやライオンなど他の動物では、前頭前野という部分が前頭連合野にあたります。
人間ほど発達はしていませんが、どうやったら餌にありつけるかなどと考えるのはここです。

しかし、動物園のライオンは何もしなくても餌がもらえるので、前頭前野の機能は鈍くなります。
そうです。
何もしなくても餌が与えられるので、考えることを放棄してしまうのです。

さて、ここまで書いてきて少し困っていることがあります。

ヒトの脳は、ワニやウマの脳と違って、自分の子供も他人の子供も殺さないと言いましたが、
昨今のニュースを見ていると必ずしもそうとは言い切れない気がします。

自分の子供を虐待して、殺してしまう事件があとを絶たないではありませんか。
これはもはや、ワニの脳に戻っているとしか思えないのですが・・・

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