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5☆s 講師ブログ

介護を考えるⅡ

 

テレビや新聞を見るにつけ、老人介護のニュースが毎日のように
飛び出してきます。

そんな中で、「介護と育児」で悩む若い主婦をテレビ番組で取りあげて
いました。

同居する自分の母親が認知症を患っており、さらに、子供はまだ
小さいため、介護と育児の同時進行で心身ともに疲れ切っている
様子が映し出されていました。

私自身も5人の老人介護を経験したことから言わせてもらえば、
介護は、経験した人にしかそのつらさ、大変さは理解できません。

一番問題なのは、介護の経験もない年配の男性が大々的に
「介護問題」を口にしていることだと最近思います。

介護は「きれいごと」ではない、言ってみれば親の恥部と
向かい合うとてつもなく大変で、悲しいことなのです。

くだんの主婦は、誰にも相談できず、心の中では親に対する
「いかりとにくしみ」が渦巻いているということでした。
「唯一のよりどころ」はブログで、自分のうっぷんをそこで晴らし、
共感者の言葉になぐされられていたようです。

先日も、駅近くのドラッグストアで買いものをした際、久しぶりに
会った女性の店員さんが痩せていたので、「どうしたのですか?」
と話したら、親の介護で疲れて・・・とのことでした。

私も経験者であることを伝え、その女性の話を10分程でしたが
聞いてあげました。すると最後に、「私の愚痴を聞いてくれて
ありがとう」とお礼を言われてしまいました。

そうなんです。

介護する人は孤独で誰にも言いたくないけど、聞いてもらいたいと
いう複雑な心境であるのです。

介護問題は一言で片づけられる問題ではないことが分かりますね。

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