株式会社ファイブスターズ アカデミー
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研修業界では、4月の新人研修は定番研修であり、年間の売り上げに
大きく貢献する案件でもあります。
私たち研修講師は、ついこの間まで学生だった新人に対して、
「職場では『あーしなさい!』『こうしなさい!』」と厳しく
指導することになります。
しかし、言われたほうの新人にとっては、初めこそ「そうか!」と
言われた通りやってはみるものの、いざ職場配属されると、
研修で教わったこととは異なる「真実」を突き付けられることに
なります。
先ごろ発表された「U-29サラリーマン川柳」をご存知ですか?
まさに、新人研修で言われたことを忠実に実践している若手社員の
「やってられない!」というつぶやきが聞こえて来るようです。
●『言ったよね』 初めて聞いた でも言えず
-堂々グランプリに輝いた作品です。これは、部下に指示を
する際によく使う常套句です。言われるほうからしたら
「そんなこと初めて聞いた」でも、立場上言えない心境が
伝わってきます。
せめて「伝えたかどうか分からないけど、もう一度言うとね…」
くらいの心遣いは、上司としてするべきかもしれませんね。
●報・連・相 徹底すると 迷惑そう
-そうそう、これも定番の新人演習のコンテンツです。
仕事が終わったら「即ホウレンソウ」と徹底指導します。
しかし最初は、どのタイミングでどの程度のホウレンソウを
すればよいのか?が分からないのだと思います。
しかし、少し仕事に慣れてきたら「後程まとめて…」とか
「これはもう少し状況がはっきりしてから…」などと、
適宜判断してもいいわけです。正直にその都度ホウレンソウを
しいたら、流石にされるほうも少々かったるくなりますよね。
若手社員には、状況に合わせた柔軟性も当然求められます。
●いつも取れ 上司の機嫌と メモ、電話機
-新人研修では、電話応対が大きなメインイベントになります。
携帯・スマホには慣れていても、知らない人からの難しい話が
飛び交う事務所の固定電話は、苦手中の苦手です。
ですから、研修講師は「電話が鳴ったら即、受話器を取れ!」と
ハッパをかけるのですが、職場の現実にぶつかると、電話を
取るより上司の機嫌を取るほうが難しく、重要であることが、
身に染みているのでしょう。
いやはや、「職場」はかくも「思惑が錯綜する戦場」なのには
違いありません。
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