株式会社ファイブスターズ アカデミー
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「お久しぶりです」と言うより、「生きています!」という挨拶の方が
合っているような感じすらします。
ブログをお休みしてからもう何年になるのでしょうか?、
この夏から、「週刊足立好穂の独り言」と題して、
毎週水曜日にプログを更新することにしました。
自分の講師人生の集大成として、日ごろの自分の想いを
つぶやきにして綴りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
★★★★★
先日、柔道家の野村忠宏さんのインタビュー番組がありました。
40歳で選手を引退された後も、町道場で後進の指導に当たっている
その穏やかな表情に惹きつけられて、何とはなしに見ていました。
アトランタ、シドニー、アテネのオリンピック3大会で金メダルを
獲得し、その間も世界大会で優勝するなど、小柄ながら、
その輝かしい経歴には目を見張るものがあります。
その番組もご多聞に漏れず、野村選手がどれだけ努力したかの
根性物語か?と思いきや…全くそうではありませんでした。
オリンピック選手は、4年に1回に巡ってくる「その1日」に、
自分の実力を発揮せねばならないため、負けたらダメ、勝たねばならない、
金メダルを取らねばならないというストレスに、日夜苛まれているとのこと。
意識して、自分が優勝している場面をイメージトレーニングしている時は
良いのですが、少しでも気を抜くと、途端に「恐怖心」が沸き起こるのだそうです。
この繰り返しの中で、勝ち抜いてきた野村選手は、
「柔道では常に『心技体』と言われるが、『技』『体』が整っていても、
最終的に『心』が強くないと勝ち抜くことはできない」と語っていました。
小柄というデメリットを逆手に「背負い投げ」のスペシャリストとして、
技を磨き体力をつけた上で、何よりも大切なのは、「今の自分」でなく
「未来の自分」を信じる自分の「心の強さだ」と伝えるその姿に、
いたく感動しました。
オリンピック選手と、比較するのもおこがましいですが、
私も、一人の人間として、今が何歳であろうが「なりたい自分」を信じて
日々自分と向き合わねばとの想いを、新たにしました。
最後に、偉大なことを成し得た人の言葉は、いつもどうしてあのように
穏やかで、力みがなく、淡々と分かりやすいのでしょうか?
多分、栄光の陰で「地獄」を見てきた人だけが知る「真実」なのだから
でしょう!…と、私は思っています。
いやーっ、それからすると、不肖足立好穂は、まだまだ「地獄」は
見ていないと痛感しました。
以上
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