株式会社ファイブスターズ アカデミー

先週から始まっている第95回全米プロゴルフ選手権大会をライブ
（ケーブルTV）で見ました。

この手の番組は、通常ゴルフコメンテーターと言われる人が
司会者とともに解説していくのが常ですが、今回の解説は
プロのキャディの人がコメンテーターでしたので、いつもと
コメントが違っていておもしろかったのです。

私としては、あの小さなボールを、これまた小さな穴に入れる
「ゴルフ」というスポーツは、まどろっこしくて好きではない
のですが、今回はプロのキャディの視点から、ゴルフの醍醐味を
解説してもらったために、各選手のプレーを楽しむことができました。

プロのキャディとは、ゴルファーと一緒に歩き、一緒に考えて
ゴルフコースの情報を提供しているのだと思いきや、常にゴルファーより
一歩も二歩も先を読んだ情報を、それもゴルファーが気づかない情報まで
持っていることにびっくりしました。
さらに、他の選手のボディランゲージからその選手の心理状態まで
分析しているのには脱帽です。

その中でも、
「ゴルファーは常にピンまでの距離感を失わないこと」
という言葉に、私はいたく納得しました。

つまり、ゴルファーにとってピンはゴールです。
言い換えれば、私のようなマインドモチベーターにとってのゴールは、
受講生の「マインドスポット」つまり「『なるほど！』と腹落ちする心のピン」
です。

そのためには、受講生との「心間距離を失わない」ことが重要だと
常々思っていたのです。
受講生の「心のピン」に私の言葉が入った時に、まさに、受講生自身の
意識が変わり、行動が変わるのです。

受講生に「落とし込み」をかけるときに、言いすぎてもいけないし、
言わなさ過ぎてもいけないという、この「心の距離感」は、ゴルフと同様
失ってはいけないと再認識しました。

ゴルフの方は、この距離感を失わない選手が優勝するのでしょうね。