株式会社ファイブスターズ アカデミー

昨晩、事務所近くのお食事処で知人と食事をしました。
日本全国の美味しいお酒、焼酎など壁一面に飾ってあり、
お料理は一流の板さんによるもので、おしゃべりが加速して
とても楽しいひと時を過ごしました。

そして、そこで感じたのは美味しいお酒と料理は言うに及ばず、
それ以上にすばらしかったのが、お料理を出すタイミングなのです。

知人と二人で話が盛り上がり、大口開けて笑っている最中でも、
話が途切れたときを狙って、さりげなく次のお料理をさっと並べて
くれるのです。そして、食べ終わったお皿をこれまた、さっと片付けてくれる・・・

その「間の取り方」がとても上手なのです！

この仲居さん、実は店主の奥様で、ときおり品の良い言葉遣いで
お料理の説明があったりと、和やかな雰囲気で時は過ぎていきました。

おなかも気持ちも満腹になってお店を出る段になって、
くだんの奥様とカウンターの中にいた息子さん二人が
雨の中、玄関の外に出て長い間、私たちを見送ってくれました。

帰宅の車中で：

普通なら、お会計をするときに「ありがとうございました」と言って
お辞儀をするだけで、とっととお店を出てくるのが通常ですが、
このお店のように、お支払いした後まで、外に出て長い間「お見送り」されると、
お店の人の「ありがとう」が形になって伝わってくるのだとしみじみ感じました。

最初の「いらっしゃいませ」も大事だけれど、最後の「ありがとう」は
もっと大事で印象深いと実感した一コマでした。