株式会社ファイブスターズ アカデミー

最近、生物の透明標本なるものがブームになっていると
今週のＭＪ紙で取り上げていました。

標本といえば、ホルマリン漬けになった、何やら気味の悪い
代物というイメージか、はたまたは、昆虫の標本のように
きちんと並んではいるけれど、どこかミイラのように乾ききっている
というイメージしか私にはありませんでした。

ところが、このたびの透明標本というのは、透き通った生体に
赤や青に染まった骨格などがきれいに浮かび上がって見える
「透明標本」とのことで、静かな人気を呼んでいるとのことです。

表面的なものだけでなく、標本を通じて、内面の構造が見えることで
生命の神秘さを目の当たりにすることで、知的好奇心を大いに
刺激しているからでしょう。

紙面に出ているカラーの写真を見ると、たとえ小さな生き物であっても、
設計図に従って骨が順序よく配列されている様は、ただただ「美しい」
としか言いようがありません。

そのうち人間の透明標本なるものができ、心臓、腎臓、肝臓など
赤や青や黄色で色づけされて・・・！？なんてことにならなければと・・・
心配をしてしまいます。

しかし、どんなに透明に見える化しても、その人の「心のうち」は
決して透かして見えるものではありません。そう思うと、
「自分の想い」はその場その場で、表情、しぐさ　そして　言葉で

『ちゃんと表現し、しっかり伝達する』

ことにつきますね。