株式会社ファイブスターズ アカデミー

昨日の新聞投稿欄に18歳の高校生からのたよりが載っていました。

それは：
いつも登下校ではイヤホンを着用している。最近のイヤホンは高性能なため、
外界の音は殆ど遮断されるため、自分の好きな音楽と共に、自分一人の世界に
浸ることが出来る。

先日、そのプレーヤーの充電不足で音楽を聴かずに登校したら、
落ち着かなかったけれど、電車の中の人の会話、子供の笑い声、語りかける母親の
優しい声など、大変新鮮に感じた。また電車が発車する音でさえ一つの音楽のように
聞こえた。

と、いうものでした。
そして、その高校生は最後に、つぎのように締めくくっていました：

音楽を聞きながら通勤、通学している人は、ちょっとイヤホンを外して、周りの音に耳を
傾けてほしい。雑踏の中にひょっとして自分の「癒しの音」が見つかるかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★★

まさに、日々私が感じていることを世代を超えて、若者がこのように感じていることに
嬉しく思いました。

「人間は人間で癒される」

と言う言葉があるように、まさに人の間で仕事をし、人の間で生きているわけですから
イヤホンがまったく「ダメ」とは言いませんが、時には、耳から外して周りの人間の息吹を
感じてもらえたら・・・と思います。