株式会社ファイブスターズ アカデミー

昨晩、BSで無名塾主催の「仲代達也さんの歩み」を長時間に渡り
放映していました。

何気なくつけたテレビでしたが、まさに「人生はドラマである」を
思わせる番組でした。お笑い芸人のクイズ番組か食べ歩き番組が
多い中、ただ一人カメラの前で、時に涙を流しながら自分史を語る
役者、仲代達也さんの「人となり」がそこにありました。

ただ自らの言葉で「語る」ということだけでその人の全てがにじみでてくるのだと、
今更ながら「語る」ことの意味深さを感じました。考えてみれば、「吾（おのれ）」を
「言（話す）」という漢字の成り立ちからすれば、そのとおりと言わざるを得ません。

最愛の奥様（宮崎恭子さん）を突然、すい臓がんで亡くされて１３年、
お二人で立ち上げた「無名塾」を今は一人で主催されている姿に、この「無名塾」は
まさにご夫婦の強い思いで創られた「子供」のような存在なのだと、感じさせられました。

奥様は亡くなる少し前に、直筆で「おいしい人生をありがとう」と仲代達也さんに
色紙を贈っています。

「すばらしい人生」とか「楽しい人生」とかは、よく世に言われていますが
「おいしい人生」とは、今まで聞いたことがありませんでしたので、
この言葉に大いに魅きつけられました。

「おいしい人生」

・・・夫婦として一緒に過ごす中で、楽しいことも辛いことも共有しながら栄養にして
成長できた人生とでもいうことでしょうか・・・

いずれにせよ、私自身も「おいしい人生」と言える生き方をしたいと思いました。