株式会社ファイブスターズ アカデミー

私の自宅のＪＲ最寄り駅は、わりと最近になってエスカレーターが
設置され、私としては大いに活用させてもらっています。
いつもこのエスカレーターを駆け上がり、電車に飛び乗るという
離れ業をやっています。ですから、今までは気づかずにいたのですが、
結構このエスカレータって、うるさいのです。
と、言うのは・・・

先日は電車一台乗り遅れてしまい、次の電車が来るまで
10分ほどエスカレーター近くの乗り口で整列して待っていた時です。

その時はお昼時で、あまり乗客がいない時間帯でしたが、
「良い子の皆さん、エスカレーターの外に顔や手を出さないでくださいね・・・・」
「エスカレーターの周りではあそばないでくださいね・・・」
「お乗りになる時は黄色い線の中央に・・・」
「タバコを吸いながら乗らないでください・・・」
「ベビーカーの人は危険ですから・・・」
と、テープの声はボリューム一杯に、まぁうるさいこと。うるさいこと。
何回も何回も繰り返し、だれもエスカレーターに乗っていないのにテープは
しゃべり続けていました。電車を待っている間、私はすっかり「テープのセリフ」を
全部覚えたほどです。

誰もいない時でも、このテープは回っているのですが、誰かが聞いている人が
いるんでしょうかしら？
流している側（ＪＲ東日本）としては「何かあったときのため」でしょうが、
これも一種の「ＣＳもどき*」ではないでしょうか。
ある種のメッセージであっても、この類の音は「騒音」になってしまい
環境障害になっていることが最近では多く見受けられます。

身の回りにいらない音が溢れていることに私たちは結構、鈍感になっているのかも
知れませんね。

*ＣＳもどき：一見してお客様のためのように見えても、本当は少しも
お客様の役に立っていない「エセ心遣い」のこと。