株式会社ファイブスターズ アカデミー

検定といえば「漢字検定」協会の不正取引事件で、現在色々取りざた
されていますが、この「漢字検定」が、漢字に対する国民的好奇心を大いに
かき立てたことは紛れもない事実ですので、それだけに今回の事件で
「検定」の権威が失墜したことは、大変残念に思っています。

ところで、「検定ばやり」のこのご時世、なんと！「動物検定」なるものが
あるとテレビで宣伝していました。

各種動物に対する生物学的な知識を問うもののようです。
例えば、ヤモリが壁に張り付くのはどうしてか？の問いに対して：

①足の先に吸盤がある
②足の先から粘液が出る
③足の裏に細かいヒダがある
④足の裏に細かい毛が生えている

以上のように四択問題から正解を選ぶとなっているのですが、
動物は種類が数多いため、これは相当な知識を持っていないと、
クリアーできないのではないかと想像します。（正解④）

ことほど左様に「なんでも検定」の傾向が強くなり、「掃除検定」「料理検定」・・・と、
紙一枚でその能力を測ろうとするあまりに、最後に行き着くところが「人間検定」
となり、その人の人間性を検定することになると、これは、少々そら恐ろしい気が
します。