株式会社ファイブスターズ アカデミー

長年、中年男性の研修を各企業で担当することが多いのですが、
中年男性社員のモチベーションが低いという傾向はとみに最近、顕著であります。

マインドモチベーターとしては「本領発揮」の舞台ということですが、
このあたり、企業として効果的な施策はないだろうかと思案していましたところ、
先日テレビで「ダブルキャリアの勧め」という報道がありました。

ある電機メーカーの社員が平日は企業の社員として働きながら、アフターファイブや
週末はフランチャイズの居酒屋経営をしているというものでした。

きっかけは、一度友人のFCの勉強会を代役で出席したことがきっかけで経営の面白さを知り、
自分も週末には経営の勉強を始め、最終的には自分も実際にFCの居酒屋を始めて、
今では5件のFC店を経営しているというものでした。

自分のやりたいことで起業し、ダブルキャリアで働くため、肉体的に大変ではないかと
心配になりますが、そこは「やりたいことをさせてもらっているのでモチベーションは高い」
とのことでした。

こうして考えてみると、当のご本人が勤務する会社が「副業可」であることが条件となりますが、
日本の企業では一般的に「副業禁止」のところが多いのが現状だと思います。

しかし、多様化の時代ですから働き方もいろいろな選択があっていいのではないかと思うのです。
ビジネスパーソンとして新たな仕事をするときに「希望退職」という選択だけでなく
「ダブルキャリア」というもう一つの選択があってもいいように思えます。

しかし、企業としては本業がおろそかになるのではないかとの危惧もあろうかとは思いますが、
そうなれば期間限定で「副業可」ということもありではないかと、最近は感じています。

「ダブルキャリア」はどうですか？？