株式会社ファイブスターズ アカデミー

土曜日に横浜まで所用で出かけました。
いくつかの駅で電車を乗り継いで動き回る中、２，３の
乗り換え駅でエスカレーターの点検整備をしていました。

そのため、乗り換えに時間がとられましたが、途中エスカレーターの
点検現場を覗いてみると、係員が奈落の底のような穴の中で
電気をつけて手作業をしていました。

そういえば、以前テレビでエスカレーターについての特集をして
いたのを思い出しました。

なんと、エスカレーター発祥の国は英国ということです。
１９００年ごろから動く階段として世に出てきたようですが
いくつかの問題を解決しながら現在の形までに進化したとのことです。

特に、手すりベルトと階段の速度が違っていた点に関しては、改善するのに
大変な苦労がともなったようです。考えるに手すりベルトと階段の速度が違う
というのは乗っているほうとしてはかなり危険ではあります。

こんなに大変な思いで開発されたエスカレーターも、寿命はたった２０年と
いうことですから、メンテナンスが欠かせないということになるわけです。

さらにエスカレーターで大変なのは、製作のほとんどの工程が手作業だという
ことだそうです。あのようなメカがオートメーション化されてなく手作業というのは
時代錯誤のように感じますが、裏を返せばそれほど複雑な乗り物だという
ことですね。

エスカレーターに乗るたびに開発者の「血と涙の結晶」であることを
意識せねばです。