株式会社ファイブスターズ アカデミー

先日、岩波ホール総支配人の高野悦子さんのことをテレビで
取り上げていました。
ご存知、高野さんの感性で「良質の映画」を発掘し、
上映するという映画の発展のために現在も尽力されている、
私が尊敬する女性のお一人です。

詳しくはネットで見ていただけるとお分かりいただけると思うのですが、
映画が好きな女子大生が卒業後、映画会社に入社し映画監督を目指すも
そこは男性社会。女性監督なんて！という時代背景もあり、結局日本では
夢かなわず、パリのIDHECへ３年間留学して映画作りを学んだとのこと。

そして、帰国後１９６８年に岩波ホール開設にともない支配人に
なったということです。
監督にはなれなかったのですが、目立たない優秀な日本映画の
発掘と世界の女性監督作品の発掘・援助をされているということは、
大いに映画の発展に寄与していることになると思います。

ある人は言っているのです…
「高野さんは結婚もせず、ボーイフレンドもいないので映画に打ち込んでいる」と。

しかし、高野さんご自身はおっしゃっています…
「そんな、安易な気持ちで映画とは向き合えない。映画とはそんな生易しいものではない。
全身全霊で打ち込まないと相対することが出来ないほど奥が深いものだ」と。

男性社会の中で女性が一人で自分の道を突き進み、名を成すには
それなりの努力と想いによる「やりぬく力」がなければ成し遂げられない
と感じました。

女性企業家の端くれでもあります私も、先輩の高野さんのように「凛」として
仕事と向き合って「やりぬく力」をもっと満たしていきたいと思います。