株式会社ファイブスターズ アカデミー

以前は「ゆりかごから墓場まで」という言い方をよく聞きました。
私も団塊の世代ですので、生まれたときからすでに
「死ぬまで生存競争だ！」と、嫌というほど聞かされて育ってきました。

しかし、最近では「ゆりかごからゆりかごまで」と言われるようになり、
自分たちが死んで終わりでなく、その後に生まれてくる世代にも
配慮する言葉に変わってきました。
つまり、人類の存続を意識するようになったということです。

これは地球環境をこれ以上悪化させないという
「危機感」の表れではないかと思います。
そして実際に、環境技術の発達により世界規模で
色々な工夫がされつつあることに驚かされます。

一例として、飛行機のエアバスには使用後はすべて
土に戻る材料が使われていることはすでにご存知と思います。
また、中国の遼寧省のある村では　アメリカ人の建築家の
指導を得ながら、家を建築するのに高温で作るレンガでは
大気汚染につながるということで、代替品として
足元にある泥を圧縮して乾かし、それを壁材に使っているということでした。

私たち文化的な日常生活を営んでいる中でも出来るだけ自然に
戻せるものに切り換えていくことが大切だと痛感しました。

子孫に残せる唯一無二の財産である「自然環境」への配慮は
私たちの義務だと感じます。