株式会社ファイブスターズ アカデミー

今日の朝のNHKモーニングインタビューでソプラニスタの岡本知高さんを
取り上げていました。
男性でありながら女性音域のソプラノで歌えるのは世界でも3人くらいしか
いない、そのうちの一人ということでした。

彼は高校三年まで器楽部でサキソフォンを担当していたのですが、急に鞍替えして
声楽の道に進むことにしたとのことです。たまたま私がテレビのチャンネルを
変えている時にこの岡本さんの声と表情につかまってこの番組で手を止めたのです。

とっても嬉しそうに、楽しそうに、ワクワクしながら「歌の話」をしている彼の表情に
人を包み込むような、そんなおおらかな様子につい魅き付けられてしまったわけです。

「自分の体から出る声に色々な思いを乗せられるので『歌うこと』が大好きです。」
という彼の言葉に微塵も迷いがなく、人間好きなことを仕事にした人のパワーと
いうものを感じました。
だからこそ、さらに上を目指して「一歩でも上達する」ことに努力をいとわない
強さがあるのでしょう。

世界に一つしかない「自分の声」で多くの人に勇気と希望が与えられたらと
最後に歌った「翼をください」は、聞いていて涙が出ました。

「人間、一途に一っ事」あいだみつをさんの書を思い出しました。