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5☆s 講師ブログ

マインドセット(3)

人間の脳は10%しか使われていないという説がありますが、実はほぼ100%使われています。
脳は考えたり記憶すること以外に、身体を動かしたり内臓を制御する働きも司っています。

さすがに寝ている間くらいは休んでいるだろうと思いきや、むしろ起きている時より活発に活動している部位があるほどです。
全ての部位がそれぞれの役割を全うしながら協調的に働くことで、脳は無駄なく使われているのです。

サヴァン症候群の人の場合は、バランスよく協調的に働く仕組みがうまく機能しないため、逆に驚異的な能力が発揮できるのです。

でも、脳が100%使われているとなると、もうこれが限界なのでしょうか。
これ以上脳を働かせることはできないのでしょうか。

澤田誠は、脳のポテンシャルを引き出すことはまだまだ可能だと言います。
それには、二つの方法があるそうです。
ひとつは十分な睡眠をとること。

これは納得ですよね。

もうひとつは、マルチタスクをやめることです。

例えば、スマホの通知を気にしながら勉強や仕事をしたりすると、その分そちらの方に脳の容量が一定程度割かれてしまい、本来の仕事に集中できなくなります。
つまり、わざわざ脳に余計な負荷をかけていることになるのです。

また、何か他のことに注意を向けることは、脳にとってよい効果をもたらすそうです。
例えば、通勤途中に周囲をよく観察すること。
無味乾燥とばかり思い込んでいた通勤ルートの道端に、とても綺麗な花が咲いているのを見つけて驚くことってありますよね。

脳は、変化の量によって物事を認識するようにできています。
変化に気づくことは情動を刺激することなので、脳の活性化につながります。

また、外界の変化だけでなく、自分の身体や情動に注意を向けるのも効果的です。
例えば、今日の体調はどうだろうかと自分に問いかけてみたり、今自分は怒りの感情に移行しようとしているなどと、自分を客観視することです。

これにより、脳に入ってくる刺激が、自分のマインドセットにどんな影響を与えているかがわかるようになります。
マインドセットを広げる手段として、自分自身を分析することは非常に有効なのです。

自分は何に興味があるかを知る。
そのことにもっと関心を持つよう、意識的に心を動かしてみる。

澤田は、脳の働きをコントロールするのは難しくても、脳に与える刺激をコントロールすることは可能だといいます。
つまり、どんな記憶を蓄積して、どんなマインドセットを作っていきたいのかを考えながら、自分でデザインしていくのです。

そうすることによって、間接的に自分の脳を育てていくことが可能になります。

今のあなたのマインドセットは、過去のあなたの「知識」と「情動」の集大成です。
これは変えることができません。

でも、未来のマインドセットは違います。
あなたの心がけ次第で、どんどん広げていくことができるのです。
自分を客観視して、入ってくる刺激を意識的にコントロールする。

どうです?
あなたも、自分のマインドセットの「育成ゲーム」にチャレンジしてみませんか。

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