株式会社ファイブスターズ アカデミー

娘がアメリカの大学に行ってから早一年半程経ちました。
英語がまだまだですので授業についていくのが大変なようです。
が、そこは持ち前の「ガッツ」と「コミュニケーション能力」でカバーしている
とのことですが…

このお正月に久しぶりに帰国した娘とアメリカでの大学生活について
話をしたとき、日本の教育とは随分違うと思ったことがあります。

と言うのは、娘の通っている大学ではなにしろ「ペーパー」「ペーパー」と言って、
とにもかくにもレポート提出が義務付けられているそうです。ということは当然、
「話す力」以上に「書く力」が求められるのです。

そして「書く」ことを通して学生は「書くに値する」自分の意見を持っていなければならない
ことに大いに気づかされるとのこと。
さらには「書くに値する自分の意見」というのはただ「私は…思う」と書くのはなく
「××さんの意見に対して私はこう反論する」「○○さんの意見についてはここが
賛成に値するが…」などと、その授業で発言した人の意見を引き合いに出して、
自分なりの考えを展開するといった形が求められるとのことです。

ということはつまり、人の意見をきちんと聞ける「聞く力」もなければならないということで、
まさに「傾聴の世界」をそこに感じました。
最終的にはレポートを何十枚も常にかき続けることで、「話す」「聞く」「書く」の
コミュニケーションの原点能力をつけているのだと思いました。
こうなるといやがおうにもコミュニケーション能力はアップすると言うことですね。

ま、娘にとっては「地獄の日々」は当分続くことになろうかと思いますが、日本では
受けられない学びを得ているものと確信しました。