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5☆s 講師ブログ

マスク一考察

オミクロン株の感染力がデルタ株より強いと聞くにつけ、ますます、
マスクは外出の際の必需品となっています。

しかし、欧米諸国ではマスクをしている人はちらほらで、基本的には
日本国内ほどマスク姿を見かけることは少ないように思えます。

また、国によっては「マスク反対」のデモまで起こる始末です。
いったいこれはどういうことなのか?私にとっては理解しがたいことです。

しかし、コミュニケーションという点から考えると、意外に納得できるかも
しれません。

私なりに考えますと:

●欧米は、ある意味「見せる文化」であり「接触するコミュニケーション」

欧米の人にとっては、自分の持てるものをしっかり見せるというのが、
自己表現の基本のように思います。

つまり、自分の感情表現である「表情」をマスクで隠し、
チャームポイントである口元、特にきれいにそろった白い歯は、
小さい時からの必須整形項目と言われているくらいですから、
それを隠すなんてことはあってはならないのだと思います。

服装にしても、大きく胸元を開けて自分の豊満な胸を惜しみなく見せ、
また、長くきれいな足を見せることが当たり前のようです。

挨拶にしても、欧米は「握手の文化」「キスの文化」「ハグの文化」です。
見知らぬ人とも手を握り合い、ハグやほっべの「チュ」は当たり前です。

●それに対して日本は、「隠す文化」で「非接触のコミュニケーション」

日本では、歯を出して大口開けて笑うことは「はしたない」とされ、
食事中は静かに会話せずというのが基本でした。また、「話をする時は、
手を口に当てて口元を覆う」など、なるべく隠すことが多いですね。

服装にしても、胸元を隠し、胸の膨らみを押さえて着る「着物」に
象徴されるように、なるべく肌身を見せないというのが原則となっています。
せめて見せてよいのは「首筋」で、そのために「抜き衣紋」にして襟あしを
見せるのがせいぜいでした。

挨拶も、出会った二人は間を開けて、頭を下げて「お辞儀」で事足ります。
最近では、握手もしますが、それとて日本人同士では少々奇異に感じます。

このように考えると、欧米の人にとってマスクは自分たちの自由な自己表現を
妨げる「邪魔なもの」という捉え方なのかもしれません。

反対に、日本では誰もが律儀に「マスク」をしている街頭の様子は、
欧米の人たちにとっては、奇異に映るのかもしれません。

何ともはや、「たかがマスク、されどマスク」ですね。
小さな布切れのマスクの受け止め方には、各国の文化の違いがありそうです。

いずれにせよ、オミクロン株よ飛んでいけ!と叫びたいくらいですね。

合掌

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