株式会社ファイブスターズ アカデミー
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私の住んでいる町では、駅近くにスーパーが一軒あります。近頃はレジ係が値段の読み上げをしながらレジをしています。私は今のところディスプレイに出てくる数字が読めます。実際「読み上げ」をしても店内放送やレジのピー音や各レジの読み上げの声で全然聞こえないのが実情です。
それでも、係員は一生懸命数字を読み上げています。さらに都合悪いことに、数字を読み上げていると読む速度が遅いので手作業も遅くなり、精算するのに時間がかかっているのです。
先日も、夜遅くにスーパーに飛び込み、バスの時間があるので急いでいましたが、レジでは係員が相変わらずゆっくりと「読み上げ」をしていました。その時私は「読み上げは結構ですから、急いでいただけます?バスの時間があるので」と言いサッサとレジを済ませてバスに乗ることができました。
この「レジの読み上げサービス」というのは一体誰のためのものなのでしょうか?読み上げても声は聞こえないし、レジは遅くなるし・・・これこそ一見、顧客満足のように見えますが実は、店側の「目のご不自由な方にサービスをしています」というだけのパフォーマンスなのではないかと思えてしかたありません。
お客様には色々な方がいらっしゃるので一概には言えませんがすくなくとも 目がご不自由なお客様だとお見受けしたときには「値段を読み上げましょうか?」とお声がけをするのも一法と思います。いまだに何のために、誰のためにやっているサービスなのか私には理解ができません。
ともすれば、サービスしているという自己満足に落ち入っているだけで、本当は少しもお客様のためになっていないサービスってありますよね。私はこういうのを「CSもどき」と呼んでいます。自分自身を振り返り「CSもどき」になっていないか、注意する今日この頃です。
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