株式会社ファイブスターズ アカデミー

最近では、各大学では長期休暇を利用して学生の海外留学（ホームステイ及び語学講座）を
斡旋しているところが増えているそうです。
ところが、最近ではその大学留学センターに受け入れ先の家庭からのクレームも増えているとのこと。

つまり、ホームステイして住居と食事を提供しても、日本の学生は自分の好きなときに起きて来て
あいさつもなしで冷蔵庫から食事を取り出し、一人で食事をする。食事が終わるとサッサと自分の部屋に
こもって出てこないということなのです。
こういったたぐいの話を聞くにつけ、「残念だ」という気持ちと「本当に恥ずかしい」と言う気持ちで
いっぱいになります。

留学生の学生としての言い分は「料金払っているのにそこまで相手に気を遣うなんて・・・」という
ことらしいのですが、根本的に勘違いをしている！と叱りつけてやりたい気持ちになります。

語学をマスターするために海外留学しているのであれば、外国語は外国の人とコミュニケーションを
取るための道具なのですから、そこに居る人たちとコミュニケーションをとろうとする気持ちこそが
大切であるはずですが・・・

日本では自分のペースで生活し、望まなければ他人と口を利かなくてもパソコンやゲームがお相手して
くれるので一人で十分にやっていけると思っているのかもしれません。
反面、人間と付き合うというのはそれ相応の心遣いが必要になりますので、大変面倒ですが
その代わり、構築される「人間関係」というものは、その後の自分の人生をさらに豊かにしてくれるものだということを、
しっかりと家庭で教育するべきだと感じます。

企業研修をしていますと、家庭でも職場でも挨拶すらしない人たちが多くなっていることを感じて、
私としては大変危惧しています。

たかが挨拶、されど挨拶です。
家庭でも職場でも、挨拶がきちんとできることがコミュニケーションの始まりであることはお分かりだと思います。

諸外国にまで「挨拶のできない日本の学生」なんていう汚名が広まらないためにも、私としては今まで以上に
大学での就職講座や新人研修などで「挨拶励行」を訴えて行きたいと思います。