株式会社ファイブスターズ アカデミー
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先日、夏休みに久しぶりに家でテレビを見てましたら、NHKのプロフェッショナルという番組(http://www.nhk.or.jp/professional/)の再放送をしていました。
それはイタリア、フェラーリの日本人カーデザイナー「奥山清行」さんという方の話で、かいつまんで言うと:
世界的な名車「エンツォ フェラーリ」のデザイナーとして有名な奥山さんの
信念は「『衝突』が本物をうむ」というものです。
彼がここまで来るのに幾多の困難を乗り越えてきたというエピソードの中で「自分がデザインをしたものを床に捨てられ、足で踏みにじられた」時の屈辱感の話がありました。そういう「追い詰めらた時」にいいものができるという話でした。
それ以来、彼の仕事のスタンスは常に職場で「衝突こそ本物をうむ」を地で行く姿を追っていました。
フェラーリの若手デザイナー数人との衝突の場面が映し出されて、反発し苦悩する若手デザイナー・・・そしてクライアントの前で行った先輩デザイナーと自分との一騎打ちのプレゼン。そして、自分の敗退。「なぜだろう?」と自問自答して自分のデザインした車の模型から離れずプレゼン後も見直しをしている若手デザイナーの姿・・・。
そこで奥山さんは「彼はこれで自分と向かうことができた!これでいいんです」とのコメント。 この番組を見てまさにその通り!とひざをたたいてしまいました!
なぜならば、この夏、8月上旬にファイブでは「カリスマ講座」というセミナーを開きました。
対象は現在講師をしている人たちで「カリスマ講師」になりたいと思っている講師ばかりです。
このセミナーはまさにこの奥山さんが言っている「衝突こそ本物をうむ」ということをコンセプトにしたものだったのです。
つまり、「講師」というもの研修担当者からは「良くありませんでした」と面と向かって言われることはありませんし、また、エージェントとの営業からも「すばらしい研修ありがとうございました」といって先方からの「バッテン」は直接伝えません。なぜって、講師の先生には気持ちよく次回もお仕事をお願いすることがあるからです。
「講師」として、また、「エージェントとして講師に研修を依頼する立場」として、講師に一番必要なのは「他人からの厳しい指摘」と思っていました。
それが本当のカリスマ講師を生むという私自身の強い思いで実現したのがこの「カリスマ講座」でした。
これはまさに、フェラーリの奥山さんがおっしゃっていた「衝突が本物をうむ」ということと同じ気持です。私と同じ思いの人がいるということですごいエールをもらった気がしました。
当然このカリスマ講座も「しんどかったけれど真剣に自分を見つめられた」との参加者の意見がほとんどで、今後も本物のカリスマ講師を育成する場として、つまり、講師同士の衝突の場として定期的にセミナー開催をしていこうと決意を新たにした次第です。
(でも、本音をいいますと、相手を厳しく批判するということは結構エネルギーのいることなのです。「いいと思いますよ」と褒めるのが実は一番簡単でエネルギーを使いません。)
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