株式会社ファイブスターズ アカデミー

毎年、自分の年齢が増えていくことにある種の寂しさを感じています。

寂しさというのは、若い頃のようにあれもこれもと色々取り組むことが
体力的に難しくなっていることに加え、今、元気であってもいつどうなるか
分からないという健康上の不安がつきまとうというということです。

でも、最近とても心地よい言葉を耳にしました。

「年齢は単なる数字に過ぎない」

そう、数字は揺るぎないデータとして、私たちに強く語り掛けます。
特に、自分の年齢はどうやってもごまかせませんし、どんなに
若造りしようが年齢は偽れません。

しかしこの言葉には、それを逆手に取って、揺るぎない数字である年齢を
「単なる数字にすぎない」と一刀両断で切り捨てている小気味良さがあります。

そして、さらに…

「アンチエイジングよりウェルエイジング」

と、言葉が続きます。

年齢という決して偽れない揺るぎない数字を前に、今まで私は
「アンチエイジングだ」と肩いからせあくなき抵抗をしてきましたが、
この「ウェルエイジング」という言葉を聞いてから、「歳を取ること」を
敵対視するのではなく「気持ちよく年齢を重ねる」という方向へ、
舵の切り直しもありだと今更ながら、納得しました。

この年で「若さ」を得ることは、物理的に不可能ですが、
「年齢の割には若々しく」いることはできます。

これからは、自分の年齢なりの過ごし方を模索しながら、
美しく老いてゆきたいと思うこの頃です。