株式会社ファイブスターズ アカデミー
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「お客様は神様です」と言わんばかりに「顧客第一主義」を掲げる会社は多いもの。
あの『1分間マネージャー』の著者ケン・ブランチャードと、サウスウエスト航空の名誉社長コリーン・バレットの対談を収めた『世界でいちばん従業員を愛している会社』(佐藤理恵訳)は、
メアリー・キャンベルという乗客がサウスウエスト航空のCEO宛てに送った感謝の手紙から始まります。
メアリーは父親が危篤という知らせを受けて空港に急ぎますが、あいにくどこの航空会社の便も満席。
ところがカウンターの女性は、マイクを取ると突然アナウンスを始めます。
「スケジュールに余裕のある方は、この乗客の人生を別のものにするために、席をお譲りいただけるようご一考ください。
この便がお父様の最期に間に合う唯一の便です」
ロビーにいた乗客の多くが、アナウンスに耳を傾けます。
数分後、何人かの客がカウンターに歩み寄ります。
サウスウエスト航空では、さまざまな判断を下す権限が従業員に移譲されています。
要するに「従業員第一」の職場というのは、従業員が会社から尊重されているおかげで、みんながイキイキ働いている職場ということです。
長いイラク派遣からようやくノーフォークへ帰還した軍人の夫と一緒に、自宅のあるロングアイランドに向かうため途中から合流したデボラ・エリソンの手紙も感動的でした。
空港に到着後、客室乗務員はこの夫婦を飛行機から一番に降ろす手配をした上で、乗客も含めた搭乗者全員に対して機内アナウンスを通じてこの夫婦をねぎらうようお願いしたのです。
夫婦が通路を歩き出すと一斉に拍手が起こりました。
「顧客満足」を超えて今や「顧客感動」の時代だと言われますが、サウスウエスト航空の取り組みのユニークなところは、従業員だけでなく顧客もその演出に一役買っていることです。
ただし、こんな感動物語ばかりではありません。
「誘導路を移動中はシートベルトをお締めください。
万が一立ちあがれば、弊社のバッグ破壊担当のブルーノを手荷物受取エリアに送り込みます。
その結果、あなたのバッグは残念な状態になるでしょう」
一般にこのようなユーモアは、日本では「不謹慎」と受け取られがち。
「私は長年貴社を利用していますが、機内での安全説明の際に冗談を言うのが好きではありません」
さあ、大変。
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