株式会社ファイブスターズ アカデミー
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
不祥事が続く中、企業ガバナンスの切り札として一躍脚光を浴びたのが「社外取締役制度」。
そもそも企業側から見れば、社内事情に疎い上に利益を上げる責任を負っていない人たちから、あれこれ経営に口出しされるのはあまり面白いことではありません。
唯一、この社外取締役制度が機能したと思われる事例が、2016年のセブン&アイ・ホールディングスです。
当時の会長兼CEO鈴木敏文が、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼COOを強引に退任させようとしたことがきっかけで事態は迷走します。
この委員会を構成する4人のうち、2人は社外取締役。
しかし鈴木は、委員会の合意なしに強引にこの人事案を取締役会に提出してしまいます。
取締役は全部で15人。
無記名投票の結果は賛成7、反対6、そして白票2。
社外のみならず、社内取締役からも反対者が出たという事実は、鈴木にとってよほどショックだったのでしょう。
鈴木はセブン-イレブンをここまで成長させた最大の功労者ですし、井阪も非常に優れた経営者です。
しかし、これをもって企業ガバナンスが正常に機能したと、本当に言えるのでしょうか?
白票とは一体どういう意味でしょう。
そもそも、判断しなければならない場面で白票を投じるという行為は、「私には判断する能力がありません」と宣言しているようなものです。
さらに、これが無記名投票だったことにも疑問を感じます。
社外取締役制度を導入しようがしまいが、企業ガバナンスの根幹は社内取締役にあります。
初めての方へ|研修を探す|講師紹介|よくある質問|会社案内|お知らせ|お問い合わせ|サイトのご利用について|個人情報保護方針
© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.