株式会社ファイブスターズ アカデミー
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
男の脳と女の脳では、一体どこが違うのでしょうか?
それは、金科玉条のごとく言われてきた「脳梁」の太さの問題です。
かつて、てんかん患者の治療と称して、脳梁を切断したり前頭葉を切除するという荒っぽい手術が行われたことがあります。
ちなみに、数百人にこの手術を施したポルトガルのモニスは1949年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
一口に「ノーベル賞」と言っても、コペンハーゲン大学のフィビガーの「ガンの原因は寄生虫である」という研究など、昔は結構眉唾ものもあったんですよ。
さてこの脳梁ですが、かつては女性の方が太いというのが定説でした。
どういうことか解説しますね。
どうやら右脳が左脳に代わって言語脳の役割を果たしているようなのですが、
女性は脳梁が太いから言語情報が左右の脳を行き来しやすいのではないかと言われてきました。
ところが最新の脳科学の研究によって、脳梁の太さには性差がないことが判明しました。
小さな録音チップをつけて、長時間にわたっておしゃべりを録音した実験があります。
一方、新たに性差が観察された研究もあります。
イスラス・バレアレス大学のケラ・コンデ博士らの研究によれば、絵画や写真を見せた時の左右の脳の反応が男女で違っていました。
作品に「美」を感じた時、男性では頭頂葉の右側が反応したのに対して、女性は右側だけでなく左側も反応したのです。
なんと、芸術性の理解度に男女差があるらしいのです。
詳しく解説する前に、まず頭頂葉の右側と左側では、機能にどのような違いがあるのか抑えておきましょう。
右側は、空間内の位置関係を認識する機能を司ります。
どうやらこれは、ヒトの原始時代の暮らし方に関係しているらしいのです。
そこで、自分の位置を俯瞰で把握するような、空間認知能力が発達したと考えられます。
一方、女性は住居の近くで果実の採集などをするのがもっぱらの仕事。
そのため、空間認知能力よりも果実がある場所に行き着くためのランドマークを記憶する能力や、草や木の実が食べられるものかどうか識別する能力の方が発達したと考えられます。
ですので、女性は景色だけでなく木や草花にも「美」を感じるようです。
いかがですか?
ところで、ちょっと気になる研究もあります。
それによると言語や知識に関係する部位では性差は認められませんでしたが、女性の場合は側坐核が強く反応しました。
博士によれば、女性はオチの面白さを過剰に期待することなく、提示されたオチを素直に楽しんでいるとのこと。
そういえば思い当たる節があります。
初めての方へ|研修を探す|講師紹介|よくある質問|会社案内|お知らせ|お問い合わせ|サイトのご利用について|個人情報保護方針
© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.