株式会社ファイブスターズ アカデミー
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すると、真ん中の上司ザルは、右か左のどちらかの部下ザルに睨みを利かせなければなりません。
右に睨みを利かせていると、そのスキに左のサルがエサをかっさらい、左を睨むと今度は右ザルが・・・。
以上から言えることは、上司が常に目を光らせて、部下一人ひとりに睨みを利かせている組織というのは、
サルの集団とほぼ同じということです。
しかも、もっと面白いこともわかりました。
一方の上司ザルはというと、全く進歩が見られませんでした。
でもこのままでは、人間としての尊厳が失われてしまうような気がしてなりません。
まず、サル社会の場合、ルールを成立させている大原則は「抑制」でした。
一方、人間社会の方は、上司の視線がなくてもルールを守ります。
さらに、社会を成り立たせている行動原則は「抑制」だけではありません。
その上サルの場合は、部下ザルが賢くなると言っても、
「隙あらば上司ザルを出し抜いてやろう」というズル賢さでしかありませんが、人間の場合はちょっと違います。
上司の良い部分を真似しようとしたりします。
人間の社会で「一対多」のマネジメントが成立するのは、
上司が部下から何らかの意味でリスペクトされている部分があるからではないでしょうか。
自己の利益追求だけを目的としている組織や社会では、相手に対するリスペクトは生まれません。
いかがですか?
もしないとするならば、その組織はもはや「サル集団」と同じですよ。
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