株式会社ファイブスターズ アカデミー
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職場では、上司が睨みを利かせていないと、部下が仕事をサボってしまう。
そんな風に思い込んでいるマネージャーは意外に多いもの。
そういう職場には、いつも異様な緊張感が漂っています。
確かに、防犯カメラなどで監視されていることを意識させると犯罪が減少することは事実ですが、
このような「監視効果」によるマネジメントに頼っている上司は、はっきり言って“サル”です!
脳科学者の藤井直敬の実験がそれを証明してくれました。
すると、それぞれ自分がまるで王様であるかのように振る舞いますが、お互いに相手の顔だけは見ようとしません。
サルにとって、相手の目を見るという行為は戦闘開始の合図を意味するため、ゴングが鳴るのをできるだけ避けているのです。
野生のサルが出没する観光地に行くと、「サルとは目を合わさないで!」という看板を目にすることがありますが、これはサルとの戦いを避けるためです。
そこで、テーブルの真ん中あたりにエサを置いてみます。
これが優劣が決定した瞬間です。
このときの劣位のサル、つまり部下ザルには他の実験もしてもらいます。
ところが次に、体の小さなサルと対面させると、
今度は最初から優位のサル(上司ザル)として振る舞うではありませんか。
この時、上司ザルと部下ザルの間にはこんなルールが成立しています。
でもよく観察すると、中間ゾーンにエサが置かれた時は上司ザルが鋭い視線で睨みを利かせて、相手を制していることがわかりました。
この上司ザルの視線こそが、部下ザルのルール違反行動を抑制し、結果としてサル社会に秩序をもたらしている正体なのです。
ですので、上司ザルがよそ見をしたりすると、部下ザルが素早くエサを奪うというルール違反が起こりました。
ところが、面白いことが分かりました。
それは三頭になった時でした。
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