株式会社ファイブスターズ アカデミー
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かつて、30本のジョーク集を読ませて、それらに点数をつけさせるという心理学の実験がありました。
すべてのジョークの評価はすでに定まっていて、被験者がどれくらいユーモアのセンスがあるかどうかを調べたのです。
すると、ジョークの面白度を正しく評価できていないのに、
「自分のユーモア理解度は高い方だ」と勘違いしている人が結構いたのです。
面白度の正解率の高い人上位25%の人たちの、ユーモア理解度の自己評価を集計すると
「自分は上位30%にいる」となりました。
一方、問題だったのは、正解率の低かった人たちの方です。
自分では「面白いことを言ってる」という勝手な思い込みこそ、
あの忌まわしいオヤジギャグが職場からなくならない根本原因です。
ところで、1999年にディヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーが、
コーネル大学で行ったこの実験で調べたかったのは、オヤジギャグのセンスではありません。
ユーモア理解度だけでなく、論理的思考力や一般学力テストについても同じ実験をしたのです。
つまり、その能力が不足している人ほど、なぜか自信満々だということです。
ダニングとクルーガーが導き出した結論はこうです。
「能力の低い人は、自分のレベルを正しく評価できない。
何となく思い当たる節はありませんか?
その後の研究で、テストで赤点を取る学生ほど結果を受け入れられなかったり、
高齢ドライバーほど自分の運転技術に自信を持っているということもわかりました。
上司のギャグが寒いことも、また上司が仕事ができないことも、
運命と思ってあきらめることは、決してできない相談ではありません。
しかし、見過ごせないのは「他人のスキルを正しく評価できない」という点です。
でも、ちょっ待ってください。
池谷がこの効果の話をすると、多くの人が「たしかにそういう人はいる!」と同意するそうです。
興味深いのは、そういう人たちが誰一人、まさか自分がそれに該当するとは思っていないことです。
では、一体どうすればよいのでしょう?
①常に自分の中に、あえて反論するもう一人の自分を持つ
勉強になりますね。
これからは、頭に浮かんだオヤジギャグについて、
本当に面白いかどうかじっくり検討してから、リリースするか決めるようにします。
(ほらね、この「落ち」もやっぱりイマイチだったでしょ)
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